ヴェネツィア・サンマルコ広場の『鐘楼』をピックアップ!
2019年7月に訪れたヴェネツィア。
今日紹介するサン・マルコ広場の「鐘楼(Campanile di San Marco)」は、ベネチアにある観光名所の中でも特に有名であり街のシンボルとされています。
塔の高さは98.6mあり、見下ろす街並みは「ベニスを見て死ね」といわれるほど!
死ぬまでに一度は訪れたい憧れの光景が広がっています。
まずは「鐘楼」へのアクセスから見ていこう(^^)/
この記事の目次
ヴェネツィア・サンマルコ広場の『鐘楼』のアクセス。
サンマルコ寺院の入り口前にある鐘楼はサンタルチア駅から徒歩約30分。
徒歩30分と聞くとゲンナリしてしまいますが、ヴェネツィアは歩けば歩くほど発見のある街。
道の途中にあるリアルト橋や『コンタリーニ・デル・ボヴォロの階段』などを巡り、ゆっくりサンマルコ広場へ向かうのがオススメです。
鐘楼の赤いれんが造りでシンプルなフォルムは寺院とは対照的な美しさ。
鐘楼下の大理石とブロンズのエレガントな装飾は建築家ヤコポ・サンソヴィーノによる16世紀の物で見逃せない。
当日券を鐘楼の下で購入。
私は17:30頃に鐘楼を訪れました。
鐘楼下のチケット売り場は私の前に1,2人並んでいる程度。
少し不機嫌そうなチケット売り場の係員に挨拶をして(ボナセーラ!)、人数を伝え、8ユーロ支払います。
朝・昼間はかなり混雑するようなので、ネットでもチケットの予約が可能です。
サンマルコ大聖堂 3€
サンマルコの大鐘楼 5€(入場料8€が加算され合計13€)
英語が苦手な方や、カード払いが不安な方は当日券を窓口で買うのがオススメです。
豪華なエレベーターホール。
大理石で装飾された絢爛なエレベーターホールを抜けて、エレベーターに乗り込みます。
なぜ翼のあるライオンなのか?
それは新約聖書の一部となっている「ヨハネの黙示録」に、聖マルコが「翼のあるライオン」として描かれているからだそうです。
地上100メートルの鐘楼から見えた景色。
エレベーターで展望台へ上ると、ヴェネツィアの絶景が広がっていた。
先ほどまで歩いていた”ごちゃごちゃしていた街並み”が「街一体」となって見渡せる。
眼下に広がるラグーナ(潟)の眺望も美しい。
詩人・ゲーテが生まれて初めて海を見たのがこの鐘楼だったことでも有名だ(初めて知った…)。
「水の都」を作り上げた人々の情熱と歴史を感じる鐘楼は、ベネチアを訪れたら外すことができないスポットです。
サンマルコ小広場にある2本の柱。
街を見下ろすと見えるサンマルコ小広場。
広場にある2本の柱は、その昔、柱の間には絞首刑の死刑執行台が置かれていたといい、ヴェネツィア人は不吉として柱の間を通らなかったそうです。
夕方(17:30頃)の混雑具合は?
私が訪れた17:30頃の展望台の込み具合はそこそこ混んでいました。
通路を歩くのに苦痛ではないが、展望台の窓が人で7,8割が埋まる程度。
7月の日没(20時ごろ)は大変美しいので人も多いかもしれませんね。
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景色だけじゃない、展望台の見どころ。
展望台にある大きな鐘も大迫力。
当時使用されていた5つの鐘が残り、かつては5つの鐘それぞれに異なる役目がありましたが、現在は時を知らせるためだけに鐘が鳴り響きます。
展望台の壁に目をやると、知り合いの名前を見た気がした。
鐘楼は科学的にも有名な場所!
ガリレオ・ガリレイは鐘楼から空を観察し、実験を行うために、鐘楼の屋根裏部屋を使用。
1610年にはこの実験室で、彼の発明品である望遠鏡を使ってみせました。
イタリアの歴史に胸が震えました。ガリレオはイタリア出身だったんですね…。
ヴェネツィア『鐘楼』の歴史がすごい。
グリマーニによって再建された鐘楼は、エレベーター設置が決まった1902年まで存続。
しかし、エレベーター設置の計画は、鐘楼にとって良い案ではなく悲劇をもたらすことに…。
1902年7月14日9時55分に、鐘楼は崩壊。
高さ98mもの巨大な塔の崩壊でしたが、幸運にもサン・マルコの他の建物に何の被害を及ぼすこともなく、ひとりのケガ人も出しませんでした(何たる強運!)。
1912年に鐘楼は修復され、崩壊前の外観を完璧に取り戻しました。
動画で見ると当時の様子がよ~くわかります。
ベネチア・鐘楼の基本情報・営業時間は?
【開館時間】
〇復活祭~6/30、10~11月
・9:00〜19:00
〇7/1~9/30
・8:30〜21:00
〇11/1~復活祭
・9:00〜15:45
※チケット売り場は鐘楼が閉場60分前まで。
【休館日】
・12月25日頃~約20日間【料金】
・大人 €8
・8歳~18歳 €6
以上、ヴェネツィア・サンマルコ広場の『鐘楼』をピックアップしました!
鐘楼から見える景色に、ベネチアの歴史を感じ、胸が熱くなりました。
ヴェネツィア観光でリアルト橋とともに訪れてみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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