『OVAファイルからVMDKファイル⇒VHDXファイルに変換する方法』をピックアップ!
まともな記事がこの世に存在していなかったので、私の備忘録として本記事を作成。
私はVMwareをまともに触ったことはないですが、ヴイエムウェアはクラウド(AZURE・AWS)に座を奪われ、過去の遺産(レガシー)になりつつある気がします。

Googleトレンドで「VMware」を検索(2004年から2019年のグラフ)
それでもクラウド移行に伴い、私のようなエンジニアがネットの情報を漁ることに…。
まずは『OVAファイルとは?』から確認しよう(^^)/
そもそもOVAファイルとは?

これは大葉ね。
VMware vSphere Clientから「OVF テンプレートのエクスポート」を実行し、フォーマットを「単一のファイル(OVA)」指定して実行するとOVAファイルが作成されます。
OVFパッケージ は、仮想マシンを定義するファイルエレメントとメタデータ、およびそのパッケージ内のアプリケーションの配備および動作に必要な追加情報で構成。
ファイル拡張子は .ovf です。
OVA(Open Virtual Appliance) は単一のファイルアーカイブにまとめられたOVFパッケージで、拡張子は .ova です。
※オリジナル・ビデオ・アニメーションではないぞ。
OVAファイルからVMDKファイルに変換手順。
VMware OVF Toolを準備
VMware社が公式に配布している「VMware OVF Tool」を使用します。
ダウンロードボタンをクリックすると(面倒なことに)MyVmwareアカウントが必要。
作成時に個人情報の入力をしますがメールアドレス、電話番号以外は適当でいいかもしれません(SMS認証するので)。
VMware OVF Toolのインストール後、ovftoolコマンドで変換。
(1)PowerShellを管理者として実行し、以下のpushdコマンドでフォルダへ移動。
pushd C:\Program Files\VMware\VMware OVF Tool
(2)以下の変換コマンドにてVMXに変換する。
.\ovftool 変更元ovaファイル 変更後vmxファイル
例) .\ovftool D:\VMware\before.ova D:\VMware\after.vmx
※注意 PowerShellではフォルダ名に半角カッコ”(”などがあると、コマンドとして認識しないので注意。

変換実行中画面

変換完了画面

VMDKファイルが作成される。
VMDKファイルからVHDXファイルに変換。
Microsoft Virtual Machine Converter をインストール。
Microsoft Virtual Machine Converterをインストールする。
実行コマンド
(1)モジュールをインポートする。
import-module “C:\Program Files\Microsoft Virtual Machine Converter\MvmcCmdlet.psd1”
(2) VHDXファイルに変換する。(実行時の階層にVHDXファイルが作成。空き容量に注意!)
convertto-mvmcvirtualharddisk -sourceliteralpath 変換元.vmdk -destinationliteralpath 変換後.vhdx -vhdformat vhdx -vhdtype dynamicharddisk
(3) 実行後、コマンドを実行した階層にVHDXファイルが作成されます。
※変換先の空き容量がない場合、以下のエラーが出る可能性があります。
後はVHDXファイルをHyper-v上にインポートして遊ぶもよし、Azureへ移行するなりあなたの自由です。
VHDXファイルをAzureへ移行する方法はこちらです。
以上、『OVAファイルからVMDKファイル⇒VHDXファイルに変換する方法』をピックアップしました!
VMwareの需要や将来性は明るくないが、知識としてはあってもいいのかもしれませんね。
10年前(2009年ごろ)まではVMwareは流行っていたようですが、今後は衰退していくのだろうと思うと少し寂しいですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!