
日本百名山・幌尻岳へ、チロロ林道ルートから縦走してきました。
今回の登山はテント泊1泊2日。
私は戸蔦別岳の山頂テント場で宿泊しましたが……夜にはゲリラ豪雨・雷・雹・強風のフルコンボ。まさか命の危険を感じるとは思いませんでした(汗)
本記事では、幌尻岳周辺のテント場情報を中心に、登山ルートや注意点も含めて紹介します!
▼動画もあります👇
📹 【幌尻岳テント泊縦走】1泊2日登山記録
この記事の目次
幌尻岳・テント場はどこにある?

幌尻岳周辺のテント場は主に以下の4か所👇
- 北戸蔦別岳のテントスペース
- 戸蔦別岳山頂付近のテン場
- 幌尻岳山頂付近のテン場
- 七つ沼カールのテン場(←※熊の楽園!おすすめしません)
私が利用したのは戸蔦別岳のテン場。絶景の稜線上にあり、夕焼けやご来光が最高なんですが……
この日は天気が急変!
夕方から突風&雷雨&雹でテントが吹き飛びそうに…。一歩間違えば遭難でした。

リスクが高い戸蔦別岳のテント場
■結論:戸蔦別岳テン場は「晴天時限定」向け!
稜線上で遮るものがないため、風の影響をダイレクトに受けます。
天気が不安定な日は避けるのが吉。

ご来光は見れた!夜も風は強くてほっとした朝だった
【危険】七つ沼カールは熊だらけ

SNSでも有名ですが、七つ沼カール周辺はヒグマの目撃多数。しかも人馴れしている個体もいるらしく、ヤマップでも「テン場使用は避けた方が良い」との声が多数。
実際、私の登山時も複数の糞跡や足跡を確認。七つ沼を避け、北戸蔦別か戸蔦別での宿泊を推奨します。

戸蔦別岳からみた七つ沼カール。過ごしやすそうに見えるが人が入ってはいけない雰囲気
北戸蔦別岳テント場の様子

北戸蔦別岳のテン場は、尾根沿いにある小さなテントスペース。風が遮られる地形ではないため、こちらも天候次第。

見晴らしは良いが山頂は1,2張りしか張れない
- 水場なし(「トッタの泉」で確保必須)。私は5Lの水をテント場まで運んだ。
- スペースは2〜3張りほど。混雑時は厳しい。
北戸蔦別岳の良い点:
・翌朝のご来光が美しい
・幌尻岳へのアクセスがよい
注意点:
・稜線上なので天候が急変しやすい
・ペグが刺さりにくい箇所あり。石を活用すると◎
山頂手前にもテント場がある。

雪が残るテント場
戸蔦別岳テン場での1泊

私が宿泊した戸蔦別岳のテン場。風景は絶景、でも天気次第では地獄です(笑)

幌尻岳の肩から撮影。赤矢印が戸蔦別岳。遮るものは何もない
【良い点】
・景色最高(夕陽・ご来光・星空)
・夜は静かで雰囲気がよい
・電波は比較的入りやすい(ソフトバンク)
【注意点】
・稜線上のため風をモロに受ける
・トイレはなし(携帯トイレ必須)
・水場は「トッタの泉」まで戻る必要あり

星空がきれいだ

携帯トイレは必須

良い眺めです。エスケープルートはほぼないので覚悟が必要

山頂標識前に張るしかないので邪魔にみられるかも
ちなみに私は夕方からのゲリラ豪雨でテン場が池化。雹もバチバチ降ってきて、正直「このままテント飛んだらマズい」と本気で思いました…。

雹が残る山頂。6月でもホッカイロを持ってくればよかった
登山口・水場・ルートについて

トッタの泉
アクセス:
チロロ林道ゲートから登山開始。車はゲート手前に駐車可能。トイレはあったがトイレットペーパーなしなので注意。
登山コース:
・1日目:チロロ林道~トッタの泉~ヌカビラ岳~北戸蔦別岳~戸蔦別岳(テント泊)
・2日目:戸蔦別岳~幌尻岳ピストン~下山
【動画あり】幌尻岳テント泊登山1日目・チロロ林道~戸蔦別岳 渡渉・水場は? / ミッチー🏃♂️🏔さんの北戸蔦別岳・ヌカビラ岳・戸蔦別岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
水場:
「トッタの泉」が唯一の水場。ここで必ず水を確保!上部に水場は一切なし。
幌尻岳テン場まとめ【おすすめは?】

| テン場 | 特徴 | 注意点 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 北戸蔦別岳 | 小規模・静か・ご来光◎ | 風強め、水場なし | 静かに過ごしたい人 |
| 戸蔦別岳 | 景色絶景・数張り | 強風・雷に注意 | 絶景を狙いたい人 |
| 七つ沼カール | 水場(沼)あり・雰囲気◎ | 熊リスクが高すぎる | 利用非推奨 |

幌尻岳山頂手前にフラットなテント場。風はさえぎられるが、ここまで水を担ぐのが大変
動画も見てね👇
幌尻岳登山におすすめの地図はこちら👇
以上、『2025年6月 幌尻岳・テント場の様子』をピックアップしました!
星空からご来光まで楽しめる良いテント場でした。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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