ドロミテ山塊東側『コルティナダンペッツォ~トレチーメへの行き方』をピックアップ!
2019年7月に決行した北イタリア旅行6日目。
2026年冬季オリンピックの地・コルチナダンペッツォからバスでトレチーメを目指します。
途中乗り換えのミズリーナ湖や車窓の景色を詳しく紹介。
まずは街の中心部にあるバスターミナルの場所を確認しましょう(^^)/
この記事の目次
コルチナのバス乗り場を確認。
前回の記事「コルティナ散歩」でも紹介した街の中心地に位置するバスターミナル。
ヴェネツィア・メストレ行きのコルチナエクスプレスなど各バス会社が運行しています。
バスターミナル内にあるチケット売り場でトレチーメ行きの切符を購入しよう(往復12.8ユーロ)。
有人窓口の係員さんは非常に丁寧で、私が持参した時刻表にマークをつけて英語で教えてくれた。
時刻表はターミナルにももちろんありますが、ドロミテバスの公式HPからも印刷可能です。
なかなか来ないバスを待つ。7月朝の気温は?
バスターミナル近くのホテルを出ると爽やかな快晴!
天候に恵まれたことに感謝しつつ、早速バスターミナルへ向かいます。
バスターミナルにある温度計は16度。
ちと肌寒い気もしたが、トレチーメに到着したころにはやや暑く、半袖短パンに着替えました(私は暑がりである)。
始発なのに遅延しているバスを待つ。
バス停では日本人の姿も2,3人ほど見かける。
私はシウジで見かけた岸田さんの件以来、日本人に見える人には声を掛けないようにしていた。
ボーイスカウト風の恰好をした韓国人に見える男性もいる(私は恰好から入るタイプの人間は苦手だ)。
それにしても8:30発の始発バスがまだ来ない…。
私はバスの窓側の席に座りたいので早くターミナルに到着したのだが、待てど暮らせどトレチーメ行きのバスだけが来ないのである。
私は待ち時間を有効に使おうと思い、翌日のヴェネツィア行きのバスチケットを事前に購入しておいた。
しばらく待ちぼうけしていると、25分遅れでバスが到着。
バスの改札機にチケットをピッっとかざし乗車すると、イタリアの中学生が車内半数を占めていた。
始発で遅れた理由はそれだったのね…。
トレチーメを目指し、いざ出発だ。
なんとかバスの窓側席を確保でき、いざ出発!
走り始めてすぐに北イタリア・ドロミテらしい景色を堪能。
道の途中、雪の重さに耐えられなくなり倒壊した(?)家があった。
バスから見える景色は?
私の目の前の席には大阪・梅田出身のワーキングホリデーで来ている日本人女性(かわいい)が座っていた。
オルティセイ経由でコルチナに来たらしい。
なぜ私が知っているかというと、その女性の隣にはあの「ボーイスカウト風の恰好をした」韓国人男性が座り、英語で会話している内容が聞こえてきたのである(私は恰好から入るタイプの人間が苦手だ)。
私は前に座る女性のうなじ(どうしても目に入る)とドロミテの山々を見つつ、山道を進むバスに揺られていた。
牛と山。長閑な景色だ。
ワーホリ女性から漂ってくる日焼け止めクリームの匂いと、懐かしい夏の思い出が思い起こされた時、バスは乗り換え駅であるミズリーナ湖で停車した。
ミズリーナ湖で乗り換え、トレチーメへ。
美しいミズリーナ湖の景色を楽しむ間もなく、すぐさま乗り換えのバスに乗り込む。
ミズリーナ湖は海抜1754 m、周囲2.6 km、深さ5 mの自然湖である。
バスの半数を占めていた中学生たちはミズリーナ湖でピクニックらしく、乗り換え後のバスは空いていた。
バスは坂道を進む。
青空と豊かな緑、険しい山並みの景色の中をバスが進む。
サイクリストが厳しい坂の山道を走っていた。
そして徐々に姿を現し始める『トレチーメ』!
標高2999 mの岩山・トレチーメは、バスが進むにつれて山の全体像が現れる。
まるでゴジラの登場シーンだ
本の写真で見ていた景色をいざ目の前にすると、鳥肌が立つほど感動する。
これぞドロミテのスーパースター!トレチーメの迫力に圧倒。
トレチーメの岩山を目の前にすると、すべてが小さく見える。
ジャイアント馬場でさえもホビット族のように見えるだろう。
私は車の陰でこっそり短パンに着替えトレッキングの準備をする。
アウロンツォ小屋 (Rifugio Auronzo) からトレチーメ1周のトレッキングを開始!
私はトレッキングシューズの紐を締め直し、大きく息を吸い込んだ。
以上、『コルティナダンペッツォ~トレチーメへの行き方』をピックアップしました!
次回はトレチーメ1周のルートを紹介。
ドロミテの景色に圧倒されるのはまだまだこれからです(^^)
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!