今日は昨日の『猫を多頭飼いすることについての知識』に続き、『生まれた猫たちのその後』と『老猫について』をまとめます。
犬や猫は人間の数倍も早く年を取るので、飼い主としては寂しい気持ちになります。
人間の介護も大変だけど、ペットの介護も結構大変です。
この記事の目次
貰われてった猫たちと残った猫たち
1999年に子猫が生まれて半年ほど経つと、猫5匹を3LDKのマンションで飼うのはさすがに大変になりました。
僕が住んでいるのは1階の部屋だったので、猫たちが外に出せと要求してくるし、何度も脱走したりと慌ただしい毎日。
猫が嫌いな人にとってはただの近所迷惑ですね。
『エム』と『デリオン』は母の知り合いの女性にそれぞれ貰われていきます。
母親の『ドミ』、白猫『ミル』、やんちゃな『マーフィー』が僕の家に残りました。
2012年 母親ネコ・ドミの死。
僕も社会人となり、たまに実家に戻るとドミの目が見えなくなっていることに気づきました。
2012年にドミが亡くなったと実家から訃報。
ドミが家に初めて来たときが6歳と仮定すると、ドミは19歳で亡くなったことになります。
下図の【猫と人間の年齢換算表】で照らし合わせると、人間の年で言うと92歳。大往生です。
2016年 『イギリスEU離脱』と『白猫のミル』
2016年6月24日、僕が出張先の新潟のホテルで、実家からミルの訃報が届きます。
ミルは17歳で亡くなりました。
この日はイギリスのEU離脱が可決し、日経平均株価が歴代9位の下落率(-1286円)を記録したのでよく覚えています。
新潟の曇り空のように、どんよりと暗い気持ち。
ミルはマーフィーと違い、公園に連れて行っても逃げ出すことがなかったので、安心して外に連れ出すことができました。
なかなか聞き分けのいい猫でした。
最後に会ったときにはドミと同じで、視力がほぼない状態でした。
マーフィーとミルの動画です。癒されます(^^)
2018年 マーフィーの様子。
2018年のマーフィーはまだ健在でした。
※追記:2019年に亡くなった時の様子はこちら。
聴力はほぼ無くなっていますが、目はまだ見えています。
『偏食家』で、気に入ったエサじゃないと見向きもしません。
今はカマンベールチーズ、クロワッサン、生クリームが好物。
毛づくろいを全くしないので、撫でると毛がかたまりのように抜けます。
先月帰省したときにベランダに出したら、隙を突かれて隣の部屋のベランダに逃げ出しました。
自宅に帰ってこないので、近所を捜索してるとマンションの住人に不審者扱いされて、管理人に声をかけられました。
管理人「どうかされましたか?」
僕「猫が脱走しちゃって…」
管理人「猫?失礼ですが何号室の方でしょうか?」
僕「○○号室です。」
管理人「じゃあ見つけたら連絡しますね。」
家に戻ると、マーフィーは戻っていました。
相変わらず手がかかる猫です。
人間に換算すると100歳近い(!)ですが、まだまだ油断できません(笑)。
『老猫について4つの知識』
視力・聴力が衰える。
視力が衰えると、猫の衰退が早くなるように感じます。
ドミやミルは明るい場所でも瞳孔が開きっぱなしだったので、緑内障だったのかもしれません。
定期的に目の様子を検診したり、猫のために家の中の障害物をなくすなど、フラットな家具配置が必要ですね。
毛並みが悪くなる。
老猫は毛づくろいをしなくなるので、モップのようになります。
猫の替わりに優しくブラッシングしてあげましょうね。
歯がなくなる。
19歳のマーフィーは歯がボロボロです。
未然に防ぐには…
若いときから、「柔らかいフードを極力与えない」「カリカリフードだけで暮らす」というのが最良の方法!
一般的にカリカリのフードは「歯磨きの効果」も、あるとされているんですよね。
ですので、カリカリのフードを食べることによって、歯垢や歯石を防ぐことになるんです。出典:老猫さんの歯の病気と予防ケア
らしいです。ご参考ください。
老猫は夜鳴きがひどい。
老いると夜鳴きが酷いです。
夜鳴きどころか昼も鳴くことが多いです。
不安だから鳴くのでしょうか?誰かにサインを送っているのでしょうか?
いずれにしても受け入れるしかないです(:_;)
なるべく優しく触れてあげたり、そばにいてあげたり、話しかけたりしてあげてくださいね。
最後になりましたが、今日は僕の好きな写真家・荒木経惟さんの写真集『チロ愛死』の紹介です。
アラーキーが買っていた愛猫チロが亡くなる時までの写真集。
とってもつらくて、寂しい気持ちになりますが、『小さな命の大切さ』に気づける写真集です。
機会があれば手に取って見てくださいね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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