令和元年の台風19号で『賃貸マンションで雨漏りが発生した』。
私は東京都調布に住んで6年、築33年のアパートに住んでいますが、雨漏りは人生初めての経験。
今日は雨漏りが発生するまでの経緯から管理会社とのやり取りをまとめます。
あくまでも雨漏りで困っている方の参考情報として読み取っていただければと思います。
まずは『雨漏り発生に至る経緯』から見ていこう。
この記事の目次
台風で雨漏り発生!応急処置は?
2019年10月12日、私が住む東京都調布市の自宅の屋根から「ポタ、ポタ」と水が滴る。
最上階(4階)に住んでいるので、屋上の様子が気になり、豪雨が降りしきる中、非常階段を上り屋上を見に行った。
雨漏りの原因を調べる。
屋上は私の部屋の真上部分が「5~10cm水深のプール状」に…。
屋上にいくつかあるうちの排水口のひとつが詰まり、栓を持ち上げると水が勢いよく配管を通り下水に流れていった。
一件落着と思いきや、雨は降り続け、雨漏りは止む気配はない。
部屋の内側にある雨漏りの箇所の壁を触るとふやけて、ボロボロとセメントが落ちてくる。
とりあえずTwitterで見つけた「クリアファイルを使用した雨漏りの応急処置」を行った。
台風や豪雨で雨漏りしたときの応急処置に少しでも役立てば!#台風24号 pic.twitter.com/sLA6ED4juQ
— 森建築板金工業(奈良、大阪の屋根、雨漏り修理専門店) (@moribankinyane) September 29, 2018
テレビのアンテナ、コンセントが密集しており、漏電が不安だった。
翌日、管理会社へ連絡。
雨漏りの写真を撮り、翌日管理会社へメールを送る。
管理会社によると一度家の内部から見てみたいとのこと。
点検日は翌日に行うことで調整した。
1回目の内部点検。
台風から3日後、管理会社のおじさんが内部点検しに来る。
管理会社が言うには建物の構造上、配管が屋根の内部を通っているようだ。
今回の雨漏りは記録的な豪雨で屋根から雨が染み出したのか、屋上がプール状になっていたことで水圧がかかり染み出したのか分からないとのこと。
一度様子を見て、次に雨が降り、再度雨漏りがしたら対策をとろうということでこの日は終了した。
私としては腑に落ちなかったが、私のケースの場合、雨漏りの原因を特定するにはかなり分かりづらい。
外部(屋根)要因か、内部(配管)要因か、染み出したのか…。
そして雨が降り、また雨漏りが発生した。
2回目の内部点検。雨漏り発生箇所は?
台風から1週間が経過した10月19日。
私はこんなメールを管理会社に送信している。
雨漏りの件ですが、昨日、今日と雨漏りが収まらない状態が続いています。このまま様子を見続けると、カビや漏電につながる恐れもあるので、できるだけ早めに修繕していただきたいのですが。
後日、管理会社から電話が来て、日程が11月2日に決まった。
左官屋、配管屋、私のスケジュールを考慮すると最短で11月2日。
雨漏りがする家に住み続けるのはかなりみじめで暗い気持ちになります( ;∀;)
2回目の内部点検。
台風から3週間目が経過した2019年11月2日。
若い配管屋と左官屋のおじさんが来て、雨漏りを点検する。
雨漏りの下にブルーシートを敷き、雨漏りの天井部分をぶち開ける。
屋上から通る配管には結露なのか2,3滴の水滴が付着。
なんでわざわざ家の内部を通って、屋上から排水しないといけないのか意味が分からない。
そもそも設計上の不備なんじゃないのか?
屋上へ水を流し、雨漏りを再現するも…。
私の台所の水道を使い、ホースで屋上へ水を放出して雨漏りを再現し原因探求。
しかし、20分ほど水を流していたが、雨漏りが起こる気配はない。
配管は特にひびが入っているわけでもないし、天井から染み出してくるわけでもない。
若い配管屋と左官屋のおじさん、私はなぜでしょうかね~と首をひねる。
彼らはあくまでも技術屋で、雨漏り調査のスペシャリストではないのだ。
この日は2時間くらいかけて調査したが、根本的な原因はまたもやわからず、大きな穴を養生して終えた。
ちょっとした事件現場のように見える状態だ。
私はこの時点で年内に修繕できる見込みはないことを悟った。畜生
修繕を行った。らしい…。
管理会社へメールを送る。
11月2日の2回目の点検以降、管理会社から何の音沙汰もないので以下の悲痛なメールを送る。
(なんで俺からメールしないといかんのだボケ)
【11/7に送信したメールの内容】
雨漏りの件ですが、
修繕の手配は進んでおりますでしょうか?11月3日の雨でも雨漏りしている状態です。
修繕が長引くとカビが発生する場合もあり、
持病の喘息の悪化が懸念されます。最悪の場合、退去を考えているのですが、
退去費用は負担していただけるのでしょうか?
現在の雨漏り部分の画像を添付します。
管理会社から電話で連絡があり外部から修繕したとのこと(言えや)。
また、返信のメールがかなり送られてきた。
【11/15に受信したメールの内容】
~ 中略 ~
退去費用のご負担につきまして
弊社関係部署に確認しましたところ
退去費用の負担はございませんとの回答でしたので
ご報告申し上げます。
今回のケースでは雨漏りの修繕を放棄しているわけではないし、「これ以上この建物には住めない状態」には当てはまらないので、退去費用は出ないのかもしれません。
私と同じようなケースでも退去費用の請求は難しいようだ。
今回の内容で言いますと、その請求には無理がある部分があります。
確かに雨漏り等が原因で引越しを余儀なくされておられるのは解かるのですが、
家主は、その都度、修繕に行っております。完全に修復はできない不完全履行の状態が続いているのは事実ですが、家主は修繕する努力をしているのも事実です。
また、雨漏りというのは、発生箇所を特定するのが非常に難しい場合があります。
そうなると、専門の業者であっても完全に修復するまで時間がかかる場合もあります。
全く何もしてもらえないのであれば問題があると思いますが、難しいと思います。
また、雨漏り等の被害は住宅総合保険がありますので、その時被った損害は保険で補填される場合があるはずです。
そういった点から、家主への直接の請求は難しいかと思いますよ。
まったく生活することさえできない状態であれば、債務不履行を理由に賃貸借契約を解除し、新たな賃貸物件の賃貸借契約を締結する際の礼金、仲介手数料、引越費用などを債務不履行による損害賠償として請求することも可能のようです。
修繕した様子を見に行く。
屋上に上がり、どのように修繕をしたのか確認。
一見何も修繕していないように見えるが、よくよく見ると糞みたいな修繕が施されていた。
これで雨が降るまで様子を見てほしいとのこと。
で雨降って、雨漏りしたよね。
私は管理会社に退去する旨を伝え、年末の慌ただしい時期に引っ越す予定だ。
賃貸で雨漏り発生時における注意点。
私の今回の経験やネット情報をみて気づいた「雨漏りの注意点」を挙げておきます。
●証拠となる写真や動画を撮っておく。
●雨漏りが発生した場合、早急に管理会社・大家に報告する。
●火災保険を見直しておく。
●管理会社、大家さんとの契約内容を確認しておく。
引っ越し後、敷金は全額戻ってきました。
以上、『賃貸マンションで雨漏りが発生した件』をピックアップしました!
賃貸マンションを検討する際につい家賃の安さで検討しがちだが、築年数や、最上階に住む場合は配管も留意していおいた方良さそうです。
私は今回の一件で不動産の見方が成長したような気がしました(^-^;
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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