『百名山 5月 くじゅう連山縦走コース』をピックアップ!
大分県玖珠郡九重町から竹田市に跨る九州屈指の山脈「くじゅう連山」。
標高1,791mの中岳を最高峰に、1,700m以上の山8座を有しています。
本記事では2021年5月上旬に牧ノ戸峠から10時間縦走登山した様子を紹介。
Youtube動画もUPしているので参考になるかと思います。
まずは『九重連山登山ルートの詳細』から見ていこう(^^)/
この記事の目次
過去最高にきつかった!くじゅう連山の登山時間は?
くじゅう連山を10時間縦走!牧ノ戸峠から星生山・中岳・稲星山・三俣山をぐるり! / ミッチー🏃♂️🏔さんの中岳(九重連山)・三俣山(南峰)・星生山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が山行したくじゅう連山コースは「約18.7㎞・9時間55分」かかりました。
※個人の体力差もあるので、タイムはあくまでも参考までに(私はかなりの健脚ハイカーです(^^;)。
ザックリした登山タイム詳細は
「牧ノ戸峠駐車場出発 AM5:25 ~星生山 AM7:10 ~ 久住山 AM8:30 ~ 中岳 AM9:10~ 三俣山(西峰) PM12:20 ~ 牧ノ戸峠PM15:20」です。
くじゅう連山はきつい?登山難易度は?
私は今まで「天城山27キロ縦走」や「丹沢・蛭ヶ岳25キロ縦走」など歩いてきましたが、過去最高にくじゅう連山は疲れました(^^;
歩行距離よりもアップダウンが多いほうが数倍きついですね~!
私が巡ったルートの登山難易度は中級者レベルくらいだと思います。
いかつい岩山もあるので滑落要注意。
事前にGPS地図等スマホにダウンロードして山行することをオススメします。
5月の星生山登山の服装(装備)は?
長袖2枚(NIKE、マーモット)、ユニクロ半袖、ミレー網タンクトップ。
アークテリクスのソフトシェルを脱いだり着たりして体温調節しています。
下はマムートハーフパンツ&タイツ。ゲイターも履いてます。
前日にコンビニで購入したテムレスのゴム手袋が岩山で役立ちました。
深田久弥氏の百名山・九重山コメント。
山をこよなく愛した深田久弥(ふかだきゅうや)の著書『日本百名山』より抜粋。
九州には、霧島、阿蘇、雲仙などの噂の高い山があるせいか、その最高峰は見逃されがちのようである。九州本島で一番高いのは九重山。九重山は山群の総称であってその主峰は久住山。(略)そんな分け前に落ちつくまでに、長い間山名の争奪戦があったそうである。
ゴールデンウィーク・牧ノ戸峠の駐車場の混雑は?
私が訪れた期間はゴールデンウィークだったので、牧ノ戸峠の駐車場の込み具合を警戒。
前日はくじゅうエイドステーションに宿泊して、5:00頃に牧ノ戸峠に到着。
駐車場は車中泊している車も多く、意外と混んでいました(^^;
牧ノ戸峠ライブカメラで混雑具合を確認することもできますよ。
売店やトイレもある牧ノ戸峠。
早朝は売店は開いてませんが「百名山バッジ」も販売していました(祖母山や韓国岳もあった)。
トイレもあるので事前に済ませておこう。

牧ノ戸峠のトイレ
牧ノ戸峠登山口からくじゅう連山縦走スタート!
徐々に朝の光が明るくなる中、牧ノ戸峠から出発!
駐車場で前日に買っておいたおにぎりを食べました(^_^)
朝焼けに染まるくじゅう連山をハイキング。
しばらく登山道を20分くらいテクテク進むと、明け方の九州の山並みが見えてくる。

美しいグラデーション。中央に由布岳のシルエット。
ベンチもあるので、ここで朝飯を食べてもよかったなぁ。

月と登山道
石板に九州の山名が書かれていました。

阿蘇山も見える。

阿蘇山方面
三俣山から太陽が顔をのぞかせます。

日の出前のシルエット

九重連山が目覚めます。
沓掛山(くつかけやま)から梯子を下りて、星生山(ほっしょうやま)へのルートを進む。

高い梯子を下りる。

岩の陰にミヤマキリシマ(?)が凍っていた。
5月でも冬山の装いだ。
いつもならサクサク早く歩くのだが、九重連山ではなぜかのんびり歩いていた。
歩くのがもったいないくらい、いろいろな景色を見せてくれる。

アセビが朝日を浴びる。寒そう。
5月でもキリッと空気が張り詰めている感じ。歩くたびに冬山に近づく。

雪が残る星生山ルート
雪がキラキラ光り、魅力的な山だ。

朝の光の中で輝く。

星生山に次第に近づく。

健脚ハイカーが多い九重連山
樹氷が朝日を受けて美しかった。

透明感のある山です。

坂道はじりじり登っていく。
やっと星生山のピークに到達。

星生山!
山頂の気温は1℃くらいだ。

なんと1℃!
岩山を抜けて下山。久住山へ。
厳つい岩山を慎重に通り、久住山に向かう。

こんな岩山初めてだった。なかなかのスリル。
分岐点に避難小屋とトイレがある。

ここでプロテインバーをチャージ。
こまめに行動食を取って、ばてないように気を付ける。

久住山もなかなかの坂道!
8:20頃に久住山に到着!

やったぜ久住山!
この日で一番人がいたのが久住山でした。くじゅうの人気者かも。

眺めも最高。
天狗ヶ城~中岳へGo!
元来た道を下山し、中岳を目指す。

御池を見下ろす。
まずは天狗ヶ城に到達。

天狗ヶ城!
さらに中岳のピークへ!

ピカッと太陽。中岳の山頂も人がいるね。

9:10 中岳!
さらに稲星山に行く。
慌ただしいかな、次は稲星山を目指す。下ったり登ったり忙しい。

9:40 稲星山!

阿蘇山までくっきり!
ここからなだらかに坂を下り、白口岳。

静かな白口岳。
白口岳は他の山と違って人が少ないので、ここでおにぎりやトマトをつまんだ。
白口岳から鉾立峠まで約400mほど下山。これがまた滑って危ない道なんです。

下のキャンプ場まで下ります。
膝を根っこに強打。くじゅう連山では複数軽く負傷しました(^^;

シャクナゲも咲いてます。

鉾立峠。後ろの山を下ってきた。
法華院温泉山荘から三俣山へ。
法華院温泉山荘の手前にはキャンプ場がありテントも沢山。

羨ましいなぁテント泊。
夜は星がきれいだろうなぁ。
法華院温泉山荘の中を通って三俣山へ向かう。

日帰り温泉もできる法華院温泉山荘
諏蛾守越(すがもりごえ)から登っていく。
砂漠のような諏蛾守越を通り、三俣山に食らいついていく!

目の前に迫る三俣山。まさに食らいついてます。
まずは西峰に到着!

ふぅ~三俣山・西峰!
一息ついたものの、まだまだ先は長かった…。

この山を越えていく。根性!気合い!

三俣山(Ⅳ峰)
そして三俣山(南峰)!

三俣山(南峰)!
南峰からさらにアップダウンで本峰!

本峰やで!
ラストピークがかなりストイックな北峰!ここを往復するなんて…。

北峰はV字のような谷になっている。滅茶苦茶ハード!

疲れたときこそ景色を見よう。
他のピークと違って北峰はひっそりとしていた(^^;

ラストピーク!北峰。

明日登る由布岳が見えてる‥
牧ノ戸峠へ下山。
諏蛾守越の石の小屋に感心しながら、牧ノ戸峠へ戻ります。
ここまでの戻り道もなかなかつらかったので、だれか褒めて。

石の小屋。最強のDIYや!

トレチーメに似ている山道
ほら、どこかイタリアのトレチーメに似ているでしょう?

2019年訪れたドロミテ山塊・トレチーメ。
まさかのやまなみハイウェイを20分くらい歩いて牧ノ戸峠に到着した。

通行車両が怖い山なみハイウェイを歩く。この道を登山ルートっぽく表示したYAMAP、やるぜ!

15:20 牧ノ戸峠!強くなった気がする…。
九州遠征4日目を終えたサレワシューズ!

ありがとう登山靴。
そして翌日は由布岳にヒーヒー言うのであった。つづく…。

由布岳待ってなさい!
YoutubeではGoproで撮影したくじゅう連山の様子をハイクオリティで配信。
キラキラの樹氷、決まらない自撮りポーズなど見どころが胸いっぱいだ👇
以上、『2021年月 百名山・くじゅう連山縦走コース』をピックアップしました!
九州遠征1日目~3日目の登山の様子はこちらです👇
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!