『残雪期 北海道の日本百名山・羊蹄山(ようていざん)登山』をピックアップ!
標高1898メートル円すい型の成層火山である羊蹄山。
山容が富士山に似ていることから別名「蝦夷富士」と呼ばれ、北海道民に愛されている山です。
本記事では残雪期(ゴールデンウィーク)の羊蹄山登山の様子を詳しく紹介。
Youtube動画もUPしているので、登山好き&バックカントリー好き必見の内容をお届けいたします。
まずは『羊蹄山・喜茂別コース登山口&駐車場の行き方』から見ていこう(^^)/
この記事の目次
羊蹄山の喜茂別登山口アクセス。登山口・駐車場は?
羊蹄山(喜茂別コース)の登山口の住所は 〒044-0213 北海道虻田郡喜茂別町比羅岡。
札幌中心部から車で約1時間30分で登山口へ行けます。
万が一のため地図読みで遭難対策👇
登山者用の駐車場は?
「羊蹄山登山口」の標識から数百m進むとある駐車場。
駐車場より先はまだ進めそうに見えますが、林業道路なので登山者はここに停めましょう。
私が訪れたときは(ゴールデンウィーク)は午前6時時点で2台車がいました。
5月上旬 羊蹄山の登山時間と難易度。
ゴールデンウィークに雪山・羊蹄山へ登山。喜茂別ルートはきつい? / ミッチー🏃♂️🏔さんの羊蹄山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が山行した喜茂別登山口~羊蹄山コースは「5時間45分 9km」。
※個人の体力差もあるので、タイムはあくまでも参考までに(^^;)。私のペースは速めです。
ザックリした登山タイム詳細は
「喜茂別登山口出発 AM6:15~羊蹄山山頂PM10:00~喜茂別登山口PM12:00」です。
登山レベルは残雪期は中級者以上~上級者だと思いますが、冬山は滑落リスクが特に高いので注意。
個人の体力にもよるが、残雪期の羊蹄山は7月の富士山登山よりもきつかったです(^^;
標高は2000mに満たない山ですが、冬は死亡事故、夏は熱中症リスクもあるので油断禁物です。
残雪期の登山の服装(装備)は?熊はいる?
私の登山装備は以下の通り。
・LOWA厳冬期登山靴
・ミレー登山ウェア上下
・モンベル・バラクラバ・冬山用ストック
・携帯トイレ
・45Lリュック
・ピッケル
・ゲイター
・途中から12本爪アイゼン
・TEMRESグローブ
登りはじめはツボ足で登山し、途中から12本爪アイゼン、ストックを使用。
※チェーンスパイクは頼りないと思います。
天気のいい日はサングラス、日焼け止めも必須。
羊蹄山連峰エリアは熊目撃情報が多いエリアなので、熊鈴を鳴らしてハイキングしました。
装備の詳細は全てブログで紹介してます。
山頂へのアプローチが長いため飲料水は余裕を持って持参したほうが良いです。
2022年5月 残雪の羊蹄山へ。登山コースの様子。
前日は室蘭岳に登山し「道の駅 名水の郷きょうごく」に車中泊。
ここの道の駅はトイレがウォッシュレットなので、車で宿泊する場合おすすめ。
天気予報どおりスッキリ晴れたので羊蹄山に向けて出発しました。
林道・登山道を行く。クマに警戒。
熊鈴を2個鳴らしていざ出発!
5m先の笹薮で「ガサゴソ!」と大きな音を立てて鹿が逃げていく。ビックリ😲
踏み抜きに注意しながら残雪を越えていく。
長い白樺の道と腹痛で悟りを開く。
前方にスキーの跡がある。前のほうに目を凝らすとバックカントリーの2名がいた。
私はツボ足でひたすら登る。
白樺エリアがずっと続くのでやや飽きる。
傾斜がややきつくなったところで12本爪アイゼンを装着。
風もやや強くなり(てんくらC)、お腹が痛くなる。
便意を催したが、羊蹄山にトイレなんてない。
私はハイマツ帯に駆け込み、携帯トイレで💩。
標高1400mエリアで絶景を見ながらの排便は、何か悟りを開いたような気持ちになった。
もちろん💩は袋3重にして持ち帰りました。
携帯トイレ初めて使いましたが、💩着弾スポットが狭いのでなかなか難しかった。
防災グッズとしても使えるのでかなりおすすめです👇
遠くてキツイ山頂までの道のり。
先行していたバックカントリーの方との距離が縮まり、足跡をたどるとかなり楽!
楽ばかりしていられないので、早く先行者に追い付けとペースを速めた。
先行の方にラッセルのお礼を言って、今度は私がアイゼンでガツガツ登る。
雪原をキックしながら食らいつく感じ。
振り返るとかなりの高度感だ。
風も強まり、山頂が見えてからやけに長く感じた。
アイゼンで10歩進んでは息を整え、また登る。この繰り返し。
正直富士山登山よりもきつい(^^;
強風の羊蹄山山頂。
なんとか登り切り。羊蹄山山頂に到着!
山頂は岩山でアイゼンでは歩きづらく、ゲイターに穴を開けてしまった。
初めて見る羊蹄山の外輪。
火口を周回する体力は残っていないし、風も強いので下山しました。
下山の尻滑りと山菜採り。
下山は慎重に…と思ったけど、尻滑りのほうが早く下山できた。
スキーヤーの方には申し訳ないけど、傾斜のある下山は尻滑りが効率良いんです。
雪が解けているところで立派なふきのとうを採りながら下山しました。
ふきのとうは酢味噌に和えたり、茄子味噌で食べた。
日帰り温泉は「京極温泉 京極ふれあい交流センター
」へ。
日帰り入浴は京極温泉へ。
お得な食事&温泉セット1000円。
露天風呂から羊蹄山が見えて「さっきまであそこにいたのかぁ。」とにやけてしまいました。
Youtubeを見ると登山の様子がよく分かるので必見です(^^;
以上、『残雪期 北海道の日本百名山・羊蹄山(ようていざん)登山』をピックアップしました!
冬山登山は景色が素晴らしいですが、経験者やグループで登り、安全に冬山を楽しみたいものです。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!