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雨の北ア縦走。高天原山荘~水晶岳途中撤退、双六小屋から新穂高へ下山。

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『撤退⁉雨の北アルプス縦走』をピックアップ!

2021年8~9月に決行した6泊7日の北アルプス縦走

5日目は高天原山荘から温泉沢を通り、水晶岳~鷲羽岳を目指しました💨

(1日目は「上高地から焼岳へ」参照)

(2日目は「わさび平から笠ヶ岳キャンプ場へ」参照)

(3日目は「笠ヶ岳~黒部五郎小屋へ」参照)

(4日目は「黒部五郎小屋~高天原山荘へ」参照)

本記事では雨の北アルプス・撤退判断~下山に到るまでをYOUTUBEを交えて詳しく紹介。

登山&アクティビティ好き必見の内容をお届けいたします。

まずは『高天原山荘からの撤退ルート・下山コース』から見ていこう(^^)/

2021年9月 北アルプスから下山。登山時間は?

北アルプス縦走・最終章。悪天候☔日本最奥から脱出せよ。 / ミッチー🏃‍♂️🏔さんの活動データ | YAMAP / ヤマップ

私が山行した5日目・高天原山荘から途中撤退の距離「約5㎞・約3時間」。

標高2500m地点まで2時間かけて登った道を1時間で下山😢

そのまま高天原山荘にもう一泊しました。

6日目・高天原山荘から岩苔乗越~双六小屋の距離「10.2㎞・5時間17分(休憩20分)」。

ザックリした登山タイム詳細
「高天原山荘出発 AM6:10~ 岩苔乗越AM8:20 ~ 三俣山荘 AM9:40~双六小屋 PM11:30です。

7日目・双六小屋~新保高温泉の距離「12.3㎞・4時間20分(休憩20分)」。

ザックリした登山タイム詳細
「双六小屋出発 AM6:00~ 鏡平山荘AM7:20 ~ わさび平小屋 AM9:10~新保高温泉 PM10:20です。

雨の北アルプス縦走の服装(装備)は?

服装はミレーあみあみタンクトップ、サレワ半袖、ミレーレインウェア上下。
下はマーモットショートパンツ、ゲイター。

途中撤退した温泉沢~水晶岳ルートの様子

夜に雨が降っていたが、朝は曇り空。

この日の天候は曇りのち雨(降水確率90%)でした。

テント担いで三俣へ登る。朝のハイキング。

高天原山荘から温泉方面へ歩き、沢を登っていく。

雨の影響で温泉沢は水量が多い。

岩場が滑って危ない。

岩場が滑って危ない。

沢の飛び石は渡れないので、ざれた斜面を進んでいきました。

砂地の斜面。

砂地の斜面。

今思えばこの時点で温泉ルートは諦めて、岩苔乗越方面へ進んでも良かったと感じる。

沢は蚊が多いんです。

沢は蚊が多いんです。

進むべき道に赤マーカの目印があったのだが、気づかずに沢を登っていた。

あまりおすすめできない温泉沢コースです。

案内標識があるが分かりにくい。

案内標識があるが分かりにくい。

岩をひたすら登っていく。

もう不安しかない、

もう不安しかない。

岩から吊るされたロープがあり、ぬかるんだ道を登っていく。

ロープを登る。ここから急登。

ロープを登る。ここから急登。

急な山腹をテント泊リュックを担いで登る。きつい。

ハイマツエリアではホシガラスが枝を齧っていた。

朝食中のホシガラス

朝食中のホシガラス

ハイマツを進む。

ハイマツを進む。

標高2500m地点、2時間かけて登ってきたが雨風が強くなる。

水晶岳の稜線は3000m近いので、今よりもっと過酷な状況が予想された。

雨で濡れた体が突風で冷やされると、たちまち低体温症で動けなくなる。

スマホ地図でコースを確認してもエスケープルートはないので、撤退を判断した。

雨風が強くなり撤退を決断。

雨風が強くなり撤退を決断。

この先進むのはかなりリスキー。

2時間かけて登ってきた道を1時間かけて下山した。

今後の山行計画を練る。

午前9時ごろ、高天原山荘に辿り着く。

体がすでに冷え切っているので、もう今日は山に登りたくない。

先に進んでも水晶小屋や三俣山荘には温泉は無いので、高天原山荘に素泊まり(弁当付き)で宿泊させてもらった。

温泉で温まる。

温泉で温まる。

思わぬ悪天候で所持金が少なくなるし、どうやって家に帰ろう…。

日本最奥の山小屋でかなり心細い。

帰りは折立ルート?新穂高ルート?交通費は?スマホで検索できないし…などなど今後の予定を練り練りしました💦

この日に水晶小屋から高天原山荘に下ってきた方が3名おり、話を聞くと水晶岳に行ってみるものの風が強く断念したそう。

私も途中撤退してよかったと実感しました。

高天原山荘からきつい岩苔乗越。双六小屋へ。

翌朝、夜中の雨はスコールのようにザーザー降り、不安増しまし…。

どうしよう、帰れるかな(帰るしかない)。

私はYouTube・バックカントリー穂高でみた「登山の心得10ヶ条」にある「ヤバい時は笑え」を思い出し、ネガティブな気持ちを追い払った。

ずぶ濡れ登山。北アルプス、つらい。

高天原山荘~岩苔乗越へ登る。

予想通り登山道は水たまりで靴がぐしょぐしょになった。

沢の水も増水しているが、行けないことはない。

リュックカバーしているが、リュックの中身も濡れる。

リュックカバーしているが、リュックの中身も濡れる。

いつもは首からカメラをぶら下げているが、この日ばかりはリュックの中へしまう。

ハイマツ帯で枝にレインウェアを引っ掛けてしまい腕部分を破ってしまう。

10年以上使用してるミレーゴアテックスレインウェアがぁぁぁあぁ

10年以上使用してるミレーゴアテックスレインウェアがぁぁぁあぁ

三俣山荘で今後の相談。

やっと着いた岩苔乗越から下り、三俣山荘で一時休憩。

靴下をギュッと絞る。ぐしょぐしょです・・・

靴下をギュッと絞る。ぐしょぐしょです・・・

小屋前で身支度をしていると「よければ小屋の中で休んでも良いですよ。」と三俣山荘の方から声をかけていただく。

優しい…。なんていい山小屋なんだ。

体が冷えて「三俣山荘で一泊してもいいかも」と弱気になる。

小屋の中に入り、今後の天候状況、山の様子を聞いてみる。

山小屋の方曰く、今後も天候の回復は望めず、下れるところまで下った方がいいとのこと。

秩父沢が増水で通行止めになる可能性もあるらしい。

私「双六小屋まで2時間ですよね?」

山小屋の方(女性)「大丈夫です!行けます!」

体力を消耗し弱気になっていた私だが、背中を押してくれる女性の一言に元気が出た。

三俣山荘、いい山小屋です。

双六小屋到着!

三俣山荘からなんとか2時間歩き、双六小屋に到着した。

工事作業中の双六小屋。

工事作業中の双六小屋。

三俣山荘に比べると双六小屋の対応は冷たかったなぁ。

オーバーに表現すると「びしょ濡れで来ないで!」みたいな。

三俣山荘は素泊まりでは泊れず、1泊夕食付が一番安いプラン。

所持金1700円となる…。帰れない。

この続きは次回の記事で…。

乾燥室で濡れたリュック、登山靴、衣類を乾かしました。

晴れ間から除く鷲羽岳。カッコイイ…

晴れ間から除く鷲羽岳。カッコイイ…

双六小屋から新保高温泉へ下山。

北アルプス縦走最終日。

天候はガスっているが雨ではない感じ。

テント場は1張しかテントなかった。

テント場は1張しかテントなかった。

気持ちはとっとと下って、温泉でぬくぬくしたい一心だ。

雨の北アルプスを下山。

雨なので展望は望めず、身近に咲いている植物を撮りながら下山しました。

もう秋の色。

もう秋の色。

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

何も見えないYO!

何も見えないYO!

霧の中をもくもく進む。

雨の縦走路。

雨の縦走路。

弓折乗越に乗ったり

弓折乗越に乗ったり

濃いガスやぁ

濃いガスやぁ

鏡平~わさび平へ。

鏡平もガスガス。まぁしょうがない。

思った以上に大きい鏡平山荘

思った以上に大きい鏡平山荘

小屋前のテラス

小屋前のテラス

池に映るリフレクション

池に映るリフレクション

足場に気を付けながら下る。

笠ヶ岳も曇ってる。

笠ヶ岳も曇ってる。

クマの踊り場。ベアーズダンスホール

クマの踊り場。ベアーズダンスホール

秩父沢通貨!

秩父沢通過!

ワサビ平でキュウリをポリポリ丸かじり!

新鮮で青い味がしたYO!

新鮮で青い味がしたYO!

日帰り温泉は中崎山荘 奥飛騨の湯。

縦走1日目にも利用した中崎山荘 奥飛騨の湯。

平日の午前10時半頃なので貸切でした。

内湯でのんびり

内湯でのんびり

露天風呂も風情ある。

露天風呂も風情ある。

バスで松本駅へ。

温泉後、新穂高ロープウェイまで2分ほど歩き、券売機で「新穂高→松本駅(3200円)」のチケット購入。

券売機で購入

券売機で購入

新穂高から高山まで行くルートしか無いと思っていたけど、平湯で乗り換えれば松本駅に行けるようだ。

これにて北アルプス6泊縦走登山は終了。

全然ピーク踏めず、北アルプスのデカさを知った旅でした。

YouTubeでは登山の様子や○○と混浴?した様子も確認できるので必見。

以上『撤退⁉雨の北アルプス縦走~下山』をピックアップしました!

高天原山荘の詳細は以下の記事参照です👇

2023年に双六小屋のテント場に宿泊した様子はこちら👇

2023年の北アルプス縦走はこちら👇

他にも関東の山&北アルプスを多く登っているので、読んでみてくださいね♪

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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