『フリーズ対策!低温時のゴープロ撮影』を考察!
2019年12月に購入したGoproHero8。
2021年12月現在も登山や釣りで愛用しています。
しかしながら冬山登山などウィンタースポーツで使用する際は、ゴープロの不具合が多発するので対策が必要。
本記事では低温環境でGoproを使用する際の対策を詳しく紹介。
まずは『Goproが寒さで停止する原因』から見ていこう(^^)/
この記事の目次
低温時におけるGoproの故障事象は?
私が使用しているGoproHero8のフリーズ事象を列挙👇
事象1 音声のみ記録される。
氷点下時にGOPROを撮影していると、GOPROのディスプレイが真っ暗(何も映らない)になり、ステータスライトが赤く点滅。
撮影始めの1秒くらいは記録されているが、1秒後は音声のみしか記録されていない。
事象2 全く起動しない。
上記事象1発生後、しばらく放置すると電源ボタンを押下しても起動しない。
ボタン長押し、電池の出し入れをしても起動しない。
寒さに弱い?ゴープロの寒さ対策を考察。
私が思うゴープロの寒さ対策を列挙👇出来ることはすべてやっておきたいものです。
※重要度は△◎で表してます。
対策1 △ SDカードを初期化。
寒さにより事象はGOPRO本体のハードウェアによるものが原因と予測しているが、念のためSDカードの初期化(フォーマット)を試みても良いかも。
※データのバックアップを忘れずに!
Q:フリーズする/カメラの動作がおかしい
A:直し方カメラがフリーズする場合、通常はカメラのソフトウェアをアップデートする必要があるか、microSD カードに問題があるかのどちらかです。SD カードを抜いて、それでもカメラがフリーズするかどうかを確認してください。フリーズしない場合は、SD カードに問題があると考えられます。
問題を解決するには、いくつかのトラブルシューティング手順があります。手順を実行する前に、Wi-Fiをオフにし、BacPacがすべて取り外されていることを確認してください。
注 : 以下の手順に進む前に、Wi-Fiをオフにし、BacPacアクセサリーをすべて取り外してあることを確認してください。(該当する場合)
そもそもSDカードの相性が良くない可能性もあるかもしれません。
私は2019年からSanDiskの200GBを使用。
対策2 △ ファームウェアアップデート。
GOPROを使用しているとソフトウェアのバグも多いと感じるので、最新のソフトにアップデートしておくのも重要。
Gopro公式サイトから機種に合わせてアップデートしよう👇
撮影画質を落とすのも消費電力が関係するので効果があるかもしれません。
私は4Kで撮らずに1080pで撮影してます。
対策3 ◎予備バッテリーを冷やさない。
予備バッテリーは体に近い部分のポケットに入れておき、体温で温める。冷やさないことが重要。
「事象2 全く起動しない」時にバッテリーを入れ替えると復活する可能性大です(経験談)。
極度に寒い環境ではホッカイロで予備バッテリーを適度に温めておくのも良いかも。
純正品Enduroバッテリーはどう?
HERO10 / HERO9の進化したバッテリー・Enduro。
公式サイトで確認すると「低温環境下で、HERO10 / HERO9 Blackのパフォーマンスが大幅に高まります。また適度な温度下での撮影時間も最大40%長くなります。」とある。
パフォーマンスって具体的に何が高まる?フリーズ問題は解決するのか疑問は多いが、試してみる価値はありそう。
対策4 ◎本体を冷やさない。
GOPROにシリコン製のカバーを装着して冷気を直接当てないよう対策。
カバーを付けると電池交換が面倒なので、電池部分はカッターで切り取った。
GOPRO公式のハウジングでも寒風から防御するのも手ですね。
100均グッズの保温アルミシートで自作カバー作るのも良いかも。
夏山ではリュックの肩紐にゴープロを装着してるが、冬山では胸の内ポケットに入れておき、撮影時に取り出すようにしてます。
手袋をしているので、出し入れがしづらくストレスフルなのが問題💦
「カメラ用のレンズヒーターで温めるのもいいかも?」と思ったが、大きいし扱いづらそうなのでやめました。結露防止にはなるけどね(^^;
最終手段! GOPROを諦める。撮影手法にも工夫を!
実際、冬山ではGOPRO撮影シーンが少なくなる。
そのため多少手ブレが酷くてもSONYミラーレス一眼で動画撮ってます。
冬の長時間撮影はGOPROに負担がかかるので、短いシーンを意識して撮影するのも手です。
電力供給の問題。リチウムイオン電池、液晶ディスプレイが原因か。
先ほどのEnduroバッテリーのサイトでは以下のようにパフォーマンス詳細が書かれていた。
低温環境下でのパフォーマンス向上
Enduroは極寒の中でもGoProに電力を供給できるため、気温が下がっても撮影を続行できます。バッテリー温度10°Cのときの様々な撮影モードにおける平均値をご確認ください。なお、これはバッテリーの温度で、気温はさらに低い可能性があります。-10°C
5.3K60:56分
4K120:50分
4K60:76分
1080p30:115分
温度が摂氏と華氏が混合してかなりわかりづらい(^^;
上記のパフォーマンス詳細から画質によって電力供給時間が異なることが分かる。
リチウムイオン電池の宿命。
色々なサイトを調べるうちに電気自動車やスマホにも使われている「リチウムイオンバッテリー」が関係していることがわかった。
バッテリーは人間と同じように約16℃から27℃の範囲を好むので、4℃未満、または46℃を超えると最高のパフォーマンスを発揮できない。気温が下がると、バッテリーの電解液の働きが悪くなってしまうのだ。「低温環境では放電時に得られる電力が通常より少なくなります。充電したいときの状況はさらに悪くなります」と、ステファノポウロウは言う。
液晶ディスプレイは数百万の画素からできており、トランジスターが一つひとつの画素を制御する。ねじれた状態になっている液晶の分子に電圧をかけると、分子の向きが変わって光を通すようになる。この光を偏光フィルターを通すことで、任意の色を出すわけだ。これらの数百万の画素が一体となって、色鮮やかな1枚の画像を生み出す。
しかし、暑すぎたり寒すぎたりすると、液晶技術はお手上げになる。液晶が最もうまく機能するのは0℃から約50℃までで、これは生物と同じである。温度が下がれば下がるほど、表示に必要な反応時間が遅くなり、画質が劣化して不鮮明になる。素材によっては-50℃程度まで液晶を動作させることができるが、多くの民生用液晶は4℃を下回ると不具合が生じる。
引用:凍てつく寒さだと、スマートフォンやガジェットはこうして動かなくなる
GoproHero9以降の機種は前面にカラーディスプレイが搭載されているので、HERO8より寒さに弱いのかも。
電池の問題ならば、最近気になってた製品「DJI Action 2」でも寒さによる不具合が発生する可能性が高い。
小さくて魅力的だけど…。
いずれにしろ、デジタルガジェットの弱点は電池なので、リチウムイオン電池に変わる新しい電池の開発を待つしかないのかも。イーロンマスク頑張れ!!
AIにGOPROフリーズ対策を聞いてみた。
OpenAI(人工知能を研究する非営利団体)のPlaygroundでGOPROが寒さでフリーズする対策を質問してみた。
Q.GOPROが寒さでフリーズする対策は?
A.GoProが寒さでフリーズする対策としては、まずGoPro本体に内蔵されている電池を定期的に交換することが推奨されています。
また、GoPro本体を温めるためには、保温材を使用する方法があります。保温材をGoPro本体に貼り付けて、GoPro本体を防寒性能の高い素材に包むことで、冷気からGoPro本体を守ることができます。
また、GoPro本体を使用する前に、充電を十分に行うことや、GoPro本体を冷却剤を使用して低温にさせるなどの対策も行うことをおすすめします。
わかったことまとめ。
GOPRO寒さ対策は以下の通り!
・画質を落として撮影する!
・GOPRO本体、バッテリーは冷やさない工夫をする!
・あえてGoproHero8を購入する(?)
・イーロンマスクを応援する!
2023年に新たにGOPRO Hero11を購入しました。
今のところ雪山でフリーズはしてません。
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以上、『フリーズ対策!低温時のゴープロ撮影』をピックアップしました!
氷点下で撮影した記事もあわせて読むと、冬山のコツが見えるかも👇
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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