『日向大谷口から百名山・両神山を巡るコース』をピックアップ!
埼玉県秩父市と小鹿野町の境目にあり、三峰山・武甲山と合わせた「秩父三山」の一座である両神山(りょうかみさん)。
日本百名山にも選定され、標高1723mあります。
本記事では2021年5月中旬に日向大谷口から両神山を登山した様子を紹介。
Youtube動画もUPしているので参考になるかと思います。
まずは『両神山登山ルートの詳細』から見ていこう(^^)/
この記事の目次
2021年 日本百名山 両神山の登山時間は?
公共交通機関で行く!霧の百名山・両神山はキツくて長かった。 / ミッチー🏃♂️🏔さんの両神山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が山行した両神山コースは「約10.4㎞・5時間38分」かかりました。
※個人の体力差もあるので、タイムはあくまでも参考までに(私はかなりの健脚ハイカーです(^^;)。
ザックリした登山タイム詳細は
「日向大谷口出発 AM8:55 ~清滝小屋AM10:30 ~ 両神山山頂AM11:30 ~ 日向大谷口到着PM14:27」です。
帰りのバスの時刻(15:10)に間に合うようにスケジューリングしました。
小鹿野町営バス時刻表で事前に時刻を確認しましたが、かなりわかりづらい時刻表です👇
両神山はきつい?登山難易度は?
私が巡った両神山日向大谷口ルートの登山難易度は中級者レベルくらいだと思います。
日向大谷口の標高は669m、両神山は1723mなので標高差は1054mくらいです。
両神山は遭難や滑落死亡事故、熊による被害もあるので注意。

登山による事故が多い両神山。

熊注意の看板もあり。
道に迷いそうな箇所もあるので、事前にGPS地図等スマホにダウンロードして山行することをオススメします。
5月の両神山登山の服装(装備)は?
長袖1枚(NIKE)、半袖、ミレー網タンクトップ、ミレーゴアテックスレインウェア。
下はハーフパンツ&タイツ。雨が降っていたのでゲイターも着用しています。
深田久弥氏の百名山・両神山コメント。
山をこよなく愛した深田久弥(ふかだきゅうや)の著書『日本百名山』より抜粋。
あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。古くから名山として尊崇されているのも、この威圧的な山容からであろう。それはどんな山岳重畳の中にあっても、一と目でそれとわかる強烈な個性を具えている。
秩父線三峰口からバスで日向大谷口へ。
私は前日に群馬県百名山・赤城山に登り、熊谷に一泊。
熊谷駅から秩父線で三峰口(みつみねぐち)を目指しました。

6:01熊谷駅発に乗る。 秩父線はICカード使えなかったので注意! ダッシュで電車に乗りました💦
三峰口バス乗り場は秩父線を降りて目の前にあります。

始発バスで日向大谷(ひなたおおや)へ。
薬師の湯でバスを乗り継ぎ、日向大谷に向かいます。

薬師の湯で乗り換え(三峰口駅~日向大谷口のバス料金は現金400円)。

バスの乗継券。
霊峰・両神山の登山コースの様子。
日向大谷口にはトイレもありました。

日向大谷口のトイレ。
ヘアピンカーブになっている登山口から山行開始!

少しわかりづらい両神山登山口。
日向大谷登山口からスタート。
杉林の道を行くと鳥居が現れる。

信仰深い両神山。歴史深いです。
歩を進めると霧が濃くなり、細い道をテクテク歩く。

細いので滑落注意
七滝沢コースは通行止めとなっていました。

七滝沢コースは台風の影響で通行禁止だ
雨のハイキング!薄川沿いに進む。
薄川(すすきがわ)の渓流の音に癒されながら登山道を進みました。
花も咲いているので写真の撮りがいがある。

綺麗な白い花
雨はしとしとと降り、まるで屋久島にでもいるみたいな雰囲気だった。

雨が渓流に落ちる。
渓流の近くにレコーダーを仕掛けて山頂を目指しました。

マイナスイオンチャージ!
フィールドレコーディングをした様子はYoutubeで確認できます。作業BGMに是非!
雨の登山はややリスキーですが、いつもより森の声が聴こえた気がした。

静かで鳥の声も響く。
登山道を歩いていたカエルにも出会えました(^_^)

蛙も一生懸命登山?
ハイキング中も程よくハイカーがいるので、少し安心感がある登山だった。
山腹をじりじり登る。
次第に傾斜が急になっていく登山道。
なかなか体力消耗します(^^;

じりじり登る両神山。
清滝小屋には水場があり、少し休憩。

清滝小屋は避難小屋となっていた。

雨もしのげてイイネ

淡いシャクナゲも咲いていた。
鎖場を抜けて両神神社へ。
清滝小屋から足取りが重くなり、心臓バクバク。
山頂が近づくと鳥居があるのだが、そこまでの道のりが一番きつかった💦

霧が一層深まる。不気味でカッコいい。
足場が滑ったり、複数鎖場もあるので気が抜けない。

鎖場は手が汚れる💦
辛抱強く登り続けると両神神社に辿り着く。

両神神社。ここまでくればあと少し!

ずるそうな顔の狛犬
両神神社の気温は23℃くらいで意外と暖かい。

気温は23℃くらい
アカヤシオの道を行く。
5月中旬はアカヤシオが見頃で登山道を彩っていました。

かわいい道になる。
花ひとつでパッと雰囲気が明るくなるから不思議です。

アカヤシオで元気になれる気がする。
両神山の山頂の様子。
高さ15メートルほどの岩場をよじ登ると両神山のてっぺんに到着!

三角点にタッチ!
山頂は岩場で狭いので、天気がいい日は混みそう…。

岩場で転ばないように気を付けよう。
山頂からは雲海?しか見えず、やや残念。

もくもくの山頂

山頂もアカヤシオで華やか!

おにぎりで小腹を満たす。
山頂は雲の動きが早く、ずーっともくもくしてました。

晴れることはなかった山頂。
下山はゆっくり慎重に。
下山時に巨大ナメクジ発見。

ヤモリかと思ったほどでかいナメクジ!
ヒメイチゲも可憐に咲いていた。

スキンヘッドのガイドさんがヒメイチゲと説明していた。
下りも危ない道が続くので、一日中気が抜けない登山道だった。

鎖場はゆっくり進む。

深い森林をハイキング。
登山口が近づき周りが一気に明るくなると安堵感が広がる。

やっと下山した~!
靴やゲイターもだいぶ汚れたね!

登山の勲章だ。
帰りのバスは「三峰口駅行き」と「薬師の湯で乗り換える西武秩父行き」があるので、ナビタイムで帰り道を確認しよう。

バスの運転手さんも優しく帰り道を教えてくれた。
YoutubeではGoproで撮影した両神山登山の様子をUP✨
霧の中の山行はなかなかムーディーです。
おすすめ日帰り温泉は?
日帰り温泉は「薬師の湯」か「西武秩父駅前温泉 祭の湯」がおすすめ。
私は早く家に帰りたかったので、家でお風呂に入りました(祭の湯へ行けばよかったと後悔)。
日帰り登山は温泉とセットで計画したほうが充実するね!
以上、『日向大谷口から百名山・両神山を巡るコース』をピックアップしました!
他にも関東の山を多く登っているので、読んでみてくださいね♪
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!