『2022年 白雲岳避難小屋テント場の様子』をピックアップ!
北海道・大雪山縦走路の要となる場所に位置する白雲岳避難小屋。
標高1990mに位置する野営場はヒグマがよく出没し、緊張感のあるテント場でした。
本記事ではトイレの様子やテント泊で感じた様子をレビュー。
大雪山縦走を考えている方必見の内容です。
まずは『白雲岳避難小屋のアクセス』から見ていこう(^^)/
※登山道や山小屋の状況は季節やその年によって変わります。出かける前には必ず最新の情報をご確認ください。
この記事の目次
白雲岳避難小屋の行き方、予約は必要?
私は旭岳温泉に駐車して姿見駅から大雪山に入山。
他には黒岳や銀泉台から入山し白雲岳避難小屋を目指すハイカーが多いようです。
1日目の大雪山縦走の様子はこちら👇
白雲岳避難小屋でテント場受付。電波、売店は?
白雲岳避難小屋は大雪山系「黒岳石室」と同様、夏山シーズン中は管理人が常駐している数少ない避難小屋です。
2022年のテント泊は事前予約は不要だったが、混雑具合の確認、宿泊予定の連絡はWebから可能。
事前にテント場の利用を申告して山小屋の負担を減らしましょう。
電波は小屋近くで確認できました(ドコモ)。
しかしながらテント場ではほぼ電波なしでした。
小屋の入り口におつまみや食料など販売。ビールなどアルコールはありませんでした。
トイレ利用時のルールやフードコンテナの利用など大雪山特有のルールがあるので注意です。
テント泊料金は?返礼品の手ぬぐいがかわいい。
小屋泊は2,000円/1人、テント泊は500円/1人。このほかに登山道整備協力金1000円を納めました(テント泊は計1500円支払った)。
返礼品でいただいた手ぬぐいがかわいいのでテンション上がります。
ヒグマバージョンの手ぬぐいと迷ったけれど、どちらも良いデザインでした。
登山道整備協力金は登山道の椰子ネットの購入に充てられているそうです。
水場と熊対策の注意点。
水場は小屋やテント場から徒歩100mほどのところにありました。
※季節によっては枯れる可能性あり。
北海道の水場はエキノコックス対策のために浄水ボトルが必須です。
就寝時や外出する時はフードロッカーに食料をいれておこう。
テント場すぐ近くにもヒグマが現れるので油断できません。
この他には食べ物をこぼさない、ニオイの強い食べ物は持ち込まないなど熊対策があります。
管理人さんには登山靴を含め、テントの外には荷物を置かないように指摘がありました。
平日の白雲岳 避難小屋・テント場。混雑具合は?
平日金曜日の正午に訪れた白雲岳避難小屋。
小屋はまるで新築一戸建てのようできれいな印象でした。
テント場の張数と張るべきポイント。
白雲岳の麓にある野営場。
テント場は最大80張程度(1人用テントを隙間なく詰めた状態の設置数)実際には50張程度で混雑するようです。
山小屋ではテントを張るおすすめMAPがあったので確認しておこう。
皆おすすめポイントを選ぶので、張数少ないのにめっちゃ真横に張られるデメリットも…。
この日は7張くらいテントが張られていた。
ペグダウンしやすいテント場。風が強かったので設営に苦戦しました(^^;
タイムラプスで見るとサクサクテント立ててるが、たまに突風が吹くので厄介でした💦
(設営時間15分くらいかかったような…)#白雲岳避難小屋 pic.twitter.com/OG3DGP44hD— hikotop (@rangrandmarfy) September 10, 2022
トイレの利用時のルール。
トイレは和式便所が2つ。
トイレットペーパーは無し。使用済みの紙は持ち帰りましょう。
黒岳石室のトイレも見てみたけど、白雲岳避難小屋のトイレのほうがワイルドでした(^^;
緑岳へ野営場からピストン登山。
テント場で昼寝後、時間があったので緑岳まで登山。
散歩感覚で行ったけど、緑岳までのルートもヒグマがよく現れるので十分な装備を奨めます。
緑岳山頂からは暮れなずむ大雪山が見れました。
白雲岳避難小屋から見える夕暮れから朝焼けまで。
夕飯のおにぎりを食べ終えると、あたりが柔らかなグラデーションに包まれていた。
ゆっくりと変わりゆく黄昏にキャンパーはため息をついていた。
夜の服装は?星空撮影もおすすめ。
トムラウシまでの縦走路は雲に覆われ滝雲となっていた。
就寝時、テント場はかなり冷え込んだ。
私は夏山用シュラフ&ダウン上下だったが、寒いレベル。
ダウン下にレインウェアなど着込んでいたが寒い。
ホッカイロ出すか迷ったくらいだ。
0時くらいに目が覚めて、恐る恐るテントを出ると星空がきれいでした。
トイレに行ったけれど、熊が出ないか緊張感があったぞ。
キャンパーによっては騒がしいグループもいるので耳栓・アイマスクは常備しておきたいところ。
就寝グッズは以下の記事で紹介👇
なまらきれいな朝焼けとご来光。
翌朝もスッキリ晴れてくれました。
大雪山は朝焼けも美しいんです。
避難小屋は谷間にあるので、ご来光は山の中腹から現れた。
Youtubeでは白雲岳避難小屋・テント場の様子がわかります👇
以上、『2022年9月 白雲岳避難小屋・テント場の様子』をピックアップしました!
白雲岳避難小屋は見どころが多いキャンプ場でした。
天候を確認し、しっかりした装備品で山行したいものです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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