~前回までのあらすじ~
シウジ・コンパッチョを早朝に出発した私は、トレッキング2時間かけ、ドロミテ街道沿いの町・オルティセイに到着。
バスでオルティゼイからコルヴァラへたどり着いた。
今日の記事は、北イタリア旅行・5日目、ドロミテ・峠越え最終章『コルヴァラからコルティナダンペッツォのバスのルート』を紹介。
まずは「ドロミテ・峠越えのルート確認」の様子から見ていこう(^^)/
この記事の目次
ドロミテ・峠越えのルート確認。
私のドロミテ山塊・峠越えのタイムラインは以下の通りである。
・晴れていればラガツォイ山、チンクエトッリでトレッキング。
チンクエトッリ発のバス(11:10 or 15:00 or 18:20)~コルティナダンペッツォ間は35分で行ける。
北イタリア・Corvara~Sareへ。
コルヴァラ(別名・クァーファー)からバスで20分かけ、サレへ向かいます。
バスの運転手はロングヘアーでイヤホンで音楽を聴いている(ハンドルをドラムのように叩いてノリノリ)。
バスの乗客は2,3人程度しかいませんでした。
サレへ向かう途中、ついに雨が降ってきた。
バス車内でリュックカバーを装着し、レインジャケットに着替え。
Sareに到着すると、ファルツァレゴ峠行きのバスはすでに待っていて、すぐに乗り換える事ができた。
雨のドロミテ…。Sareからファルツァレゴ峠へ。
Sareからは雨のバス移動(11:32発)。
ファルツァレゴ峠を目指し、うねうねと曲がる山道を進みます。
谷間を見下ろすと、晴れ間がのぞいていた。
11:52、サレから20分程でファルツァレゴ峠に到着した。
ファルツァレゴ峠で足止めを食らう。
標高2105mあるファルツァーレゴ峠(passo di Falzàrego)。
Wikipediaによると、ファルツァーレゴはラディン語で偽の王(fàlza régo)という意味。
ファネス王国の民衆を裏切って石になった王に因むそうだ。
ラガツォイ山は諦める。
ファルツァレゴ峠からロープウェイで行けるラガツォイ山(標高は2835m)。
山頂からは各トレッキングルートがあり、天気が晴れていればハイキングを計画していました。
ロープウェー乗り場では日本語表記の料金案内もあるので、日本人にとっても人気の登山スポットのようだ(BS-NHKの番組で作家の角田光代が登った山らしい)。
なかなかしぶとい雨が降り続いているので、お土産屋兼カフェバーで様子見することにしました。
お土産屋で一休み。
雨宿りのサイクリストや登山客で人が溢れるお土産屋兼カフェバー。
ファルツァレゴ峠ならではのお土産品が沢山あって見飽きなかった。
木彫作品もあって、ニセコにあるお土産屋に似ていた。
中でも私が気に入ったのはスノードーム。
ファルツァレゴ峠らしい東アルプスを感じるスノードームの数々。
値段も手ごろだしかさばりにくそうで欲しかったのですが、飛行機に乗る際に没収されたら悲しいので諦めました。
ちなみにお土産屋はクレジットカード払いは40ユーロから可能でした。
山小屋のパニーニに舌鼓!
雨が一向に止む気がしないので、バーに行き軽食をとることに。
バーではワインを嗜むおじいちゃんサイクリスト、カウンターで店員のおばちゃんと雑談に興じる人で賑わっています。
カウンター横のショーケースには美味しそうなケーキやバーガー、トーストが並ぶ。
私はMontanaro Panini(4ユーロ)とアメリカーノを注文。
パニーニを専用の機械で温めていました。
パニーニはパンに挟まれたハムが塩辛くてうまい!
山小屋で食べる雰囲気も美味しさに相まっている気がします。
もぐもぐパニーニを食べていると、ドイツ人っぽいおじさんが「道の途中でアクシデントがあってね…」みたいなことをドイツ語で話してきた。
私はおじさんを慰めるドイツ語を知らなかったので、そのままモグモグを継続していた(^-^;
Gute Besserung. (グーテ ベッセルング)「お大事に。」と言ってあげればよかったのかな?
ドロミテバスでコルティナダンペッツォへ!
雨が降り止まないので、ドロミテバスでコルティナダンペッツォへ向かいました。
体力的にもトレッキングを行うような万全な状態ではなかったので、雨が降ってちょうど良かったのかもしれない。
バスの運転手は時々口笛を吹き、マイペースで山道を下る。
イタリア人は楽しそうに仕事をしている人が多い気がする。
途中「ストップ、ホテル○○、ペルファボーレ!」とひどいイタリア語(?)を運転手に言ってバスに乗ってきた日本人中年男性2人組。
人のふり見て我がふり直せじゃないですが、もう少し言語を話せるようにならないと恥になるなと感じた。
30~40分程でコルティナダンペッツォに到着。
なんとかシウジからロープウェイとバスを3回乗り継いでコルチナにたどり着く。
今回の北イタリア旅行で一番の懸念ポイントが「ドロミテ峠越え」だったので胸をなでおろしました。
以上、『コルヴァラからコルティナダンペッツォのバスのルート』をピックアップしました!
次回は2026年冬季オリンピック開催地・コルティナダンペッツォの街を取り上げます。
お楽しみに!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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