『イタリアの消費税&レシートの見方』をピックアップ!
イタリアのスーパーで買い物をすると、日本のレシートとの違いに戸惑うかもしれません。
レシートの見方を知っておけば、旅行中に盗難などのトラブルにあったときにきっと役立つはず。
”ぼったくり”の被害にあわないためにも、旅行前に領収書の見方を確認しておきましょう(^^)/
まずは『イタリアの消費税(付加価値税IVA)』から見ていきましょう。
この記事の目次
意外と高いイタリアの消費税(付加価値税IVA)
イタリアの2019年現在の標準税率は22%。
生活必需品など一部の商品は軽減税率とされており、税率は商品によって4%と10%の2種類に分けられています。
◆軽減税率4%
食料品(生鮮野菜、パン、パスタ、牛乳、紅茶、チーズ、バター、マーガリン、オリーブオイルなど)、書籍、新聞、医療補助器具、市内をバリアフリーにするための費用など。
◆軽減税率10%
食料品(米、小麦粉、卵、鮮魚、肉、果物、ハム、砂糖、酢など)、医薬品、映画、建物、建物の修復関連、観葉植物、肥料、電車の運賃、ホテルやレストランなど。
※ほとんどの場合で、付加価値税(消費税に相当)は内税になっています。
世界的にもイタリアは付加価値税が高い。
以下のグラフを見ていただくと、イタリアの付加価値税が高いのがわかる(逆に日本は低い)。
イタリアの税制状況は近年悪化しており、2020年には財政改善策として付加価値税の引き上げを検討していたというから驚きだ(増税は回避されたようです(2019/09/19現在))。
余談だが、イタリアでは「ポルノ税」というものがあり、ポルノ関連での収益と認められたものには、一律25%という高税率が課せられるそうだ。
さらにドイツでは犬を飼う人に「犬税」なんてものもある。
日本はクセのある税制度がないぶん、まだマシかもしれないですね(^^)
TwitterイタリアのIVAを探る。
Twitterでためになる情報がないか見てみよう。
日本は消費税が10%突入で騒がれているが、内税で一見判り辛いイタリアは付加価値税(消費税)が22%も取られていて、住んでいた頃は少し税率が低かったものの私もたっぷり支払っていた筈。因みに同国も軽減税率が存在して、食品全般やホテル等が10%で更にオリーブ油やパスタが4%なのがイタリアらしい(^ ^;
— よしぞうmaro’ (@yosizo) October 1, 2019
国民や観光客にとってイタリアは結構シビアなのかもしれませんね。
一方でこんな意見も↓↓↓
イタリアは消費税22%だけど、保険持ってれば外国人関係なく医療関係無料だし、薬も一定額越えれば返ってくる。大学も(私立を除いて)日本とくらべ物にならないくらい安い。
(因みに一部食料品や本等は4%で一部食料品と電車医療宿泊は10%)
それで日本は、高くなった代わりに何のリターンがあるの?— ふーみん (@VGfumi) October 1, 2019
これは良い情報です。
イタリアの消費税複雑だな…
先日、娘氏が学校で貰ってきた資料には22%って書いてあったけど、一律じゃない…
チョコレート10%
ジェラート10%
水、コーラ 22%
ポテチ10%
ワイン22%
インスタントリゾット10%
チーズ4%
買い物したときの袋22%
コーヒーカプセル22% pic.twitter.com/DJto445USv— DUCATI MANIAX (@DUCATI_MANIAX) January 22, 2020
みなさん税制に戸惑っているみたいですね…(^-^;
次の章ではイタリアのレシートの見方を見てみよう。
イタリアの『レシートの見方』
イタリア語で「レシートください」は「La ricevuta, per favore(ラ・リチェブータ・ペルファボーレ)」。
サッカーの長友選手の奥さん・平愛梨さんが、記者から好きなイタリア語を聞かれた際に答えたフレーズとして、一時話題になった言葉。
語感がかわいいこの言葉、覚えておいて損はないです(^-^)
イタリアのスーパー・Familaの長いレシート
イタリア郊外にある大型スーパー・Familaでもらったレシートが長くてびっくり。
30cm以上あるレシートは、私がこの前室蘭で釣ったサバより長い…。
上記の長いレシートを抜粋して見てみよう。
スーパーのレシートの見方。
BIRRA(ビール(500ml)) が 1.55ユーロ (日本円で184.61円)。
※1ユーロ=119.11円で計算。
日本のキリン一番搾りは280円くらいだから、安いビールですね(けど美味い)。
ACQUA(水)に下に書かれている「offerte articolo generica」は、訳すと「一般的な記事の提供」となるが、-0.21€値引かれているのが気になる。
調べてみても分かりませんでした(^-^;。
分かる人教えてください( ;∀;)
ビールは税率22%でも安い。
レシートを見ると、350mlのクラフトビールの割に、日本と比べると安い(201~213円)。
※1ユーロ=119.11円で計算。
日本だとよなよなエール1本270円くらいしますからね。
トレニタリア鉄道の罰金のレシート。
私が列車のWeb予約のスケジュールを早めたせいでペナルティを食らった罰金レシート。
さすがに罰金は税金かからないようです。
外食(ジェラート)のレシート。
コルティナダンペッツォで外食したジェラートは3.2ユーロ。
3.2ユーロ…381.14円って、今思えばかなり高い気がするけど、日本と同じくらいかな??
レシートの裏面が派手!
以下の画像は5枚のレシートの裏面をスキャンして縦型にコラージュした画像。
日本ではあまりレシートの裏って意識しないけど、異国だと新鮮な印象でした。
以上、『イタリアの消費税(付加価値税IVA)&レシートの見方』をピックアップしました!
ペーパーレス化が進む昨今ですが、レシートだけはまだ紙媒体として根強く残ってるのが不思議。
海外旅行でもらったレシートを取っておくと、後に新たな発見やプレミアがつくかも知れませんね(^^)
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!