『ミラノ・トッレブランカ(ブランカ塔)』をピックアップ!
2019年7月に訪れたイタリア・ミラノ。
ミラノと言えばドゥオーモが有名ですが、果たしてドゥオーモ以外の観光スポットは何があるのだろうと調べたところ、「トッレブランカ」を発見。
「トッレブランカ」は高さ108mのタワー。
ミラノでは数少ない展望スポットです。
六角形の展望室からはミラノ市内を360度一望。天気がよい日はアルプスも見渡せるそうです。
私はミラノの土地勘が全くないので、ブランカ塔へ行けるか不安…(というか海外旅行自体初めて)。
まずは『トッレブランカへのアクセス』から見ていこう(^^)/
この記事の目次
『トッレブランカ』へのアクセス。
トッレブランカへはミラノ地下鉄(M1)のカドルナ駅(Cadorna FN)から徒歩15分ほど。
スフォルツェスコ城があるセンピオーネ公園内にブランカ塔はあります。
センピオーネ公園には『平和の門』があり、ミラノの歴史を感じる観光スポットが密集していました。
イタリア旅行初日。夜にトッレブランカを訪れる…。
私がミラノに到着したのが20時くらい。
ミラノのホテルにチェックインし、ドゥオーモ訪問後にカドルナ駅に到着すると時刻はすでに21時50分でした。
夜は危険な雰囲気がするミラノ。
「ミラノの夜は危ない」「治安が悪い」など悪い噂をよく聞きますが、私は実際に目にしたものしか信じない性分(新宿や渋谷だって治安は良くないと思うんだけど…)。
かなりリスクは大きいですが、死ぬこと以外かすり傷な私はミラノの街へ繰り出しました。
地下鉄・カドルナ駅に降り立つと、ここはどこ状態…。
早速スマホを取り出し、GoogleMapで現在地を確認。
通りをテクテク歩くと「スフォルツェスコ城」が見えて安心。
私は日本の城には全く興味がないですが、西洋の城(塔?)は本当に美しい。
ライトアップがきれいだなぁと写真を撮りながら歩いていると、薄暗い通りを進んでいる自分に気づきました…。
かなり薄暗いセンピオーネ公園内を歩くと、ベンチに座っていた黒人のオジサンに声を掛けられます。
私は言葉が分からないので、聞こえないふりをして早足で素通り(怖いよ怖いよ)。
おそらくですが「ドラッ〇いらんかね、そこの東洋人。」的な言葉をしゃべっていた雰囲気でした(たぶん)。
そんな感じのオジサンに2人ぐらい話しかけられましたが、聞こえないふりで神対応。
公園内ではミラノの若者が煙草(だといいんだけど)をふかして、リラックスしているので、とりあえず公園を出て明るい通りを歩きます。
センピオーネ公園ではランニングしている人の姿もちらほら。
トッレブランカに近づくと、何やらクラブミュージックが聴こえてきました…。
なぜ??
トッレブランカに到着。イタリアの洗礼を食らう。
トッレブランカに無事到着したのはいいけれど、塔の下で何やらパーティーが開かれて賑やか。
入り口では渋谷のクラブハウスのように、ボディガード風の男が客のボディチェックをしている。
私は入り口で、
「Vorrei andare a Torre Branca(ヴォッレイ アンダーレ ア トッレブランカ)」
(トッレブランカに行きたいのですが)
と伝えるとすんなり入場できました。
入場できたのはいいけれど。
係の若い娘さんに「Can you speak English?」と聞かれたので「yes.yes.」と返答。
どうやら20分展望台下で待つようなので、受付近くのベンチで係の若い娘さんと待機していました。
展望台へのエレベーター前では10人ほどの行列。
エレベーターは1台しかなく、1回の乗車で5,6人くらいが乗れます。
約10分間隔でエレベーターが戻ってくる。
私は後方のベンチでおとなしく待っていると、どうやらパーティーの客も展望台の列に並んでいるようで、次から次へと列に加わってきます。
「まぁ、20分待てば展望台に行けるだろう」とたかをくくっていると、どうやら雲行きが怪しい。
私は隣にいる係の娘さんに話しかけ、列を指さし「Next,Next, me?」と確認。
するとまさかの「yes!」と返答が…。
私は呆れ顔で「私はもう帰るので、金を戻してほしい」と片言の英語で伝えたところ、小娘は「I don’t understand」とプリプリふてくされてる始末。
プリプリ小娘は私の腕時計を指さし、
「22:30までには行けるわよ!tre、zero!(トレ、ゼェロォ!) Can you speak English?」
となぜか私が怒られる…。
その後、プリプリは別の小娘と交代して、不機嫌顔でどこかへ行ってしまった。
結局エレベーターに乗れたのは22:40。
もうホテルへ帰って床に就きたいところだったが、トッレブランカのエレベータに乗り込みました。
360度ミラノの夜景を一望。
エレベーターが上昇し、40秒ほどで展望台に到着。
展望台は夜の小学校のように真っ暗。
窓の向こうにはミラノの夜景が広がっていました。
思っていたよりも町の明かりが少ないのに驚きました。
東京の夜景と比べてみましょう。
ミラノは高いビル群が少ないので、夜景としては見応えが少ないのかもしれません(というか東京が異常?)。
ミラノの夜景を眺めていると、なんだか宇宙的孤独感に包まれます。
「日本から飛行機で12時間かけて、俺は一人ここで何をやっているんだろう(小娘に怒られるし)。」
そんな宇宙的概念をヒシヒシ感じるミラノ夜景。
翌日の午前中に平和の門を訪れましたが、造形美に感動しました。
長時間フライトや慣れない英語、土地に疲れていた私は夜景を楽しむ余裕はなかった(^-^;
しかしながら、トッレブランカからミラノの街を眺めると「ミラノを知った気になれる」ので、ミラノ通な方に是非オススメの観光スポットです。
『ブランカ塔』の基本情報。
【営業時間】(5月から9月中旬まで)
・火曜日15:00〜19:00/20:30〜00:00
・水曜日* 10:30午前0時まで12時30分/ 15時00分まで
・木曜日15:00〜19:00/20:30〜00:00
・金曜日15:00 – 19:00 / 20:30 – 00:00
・土曜日10:30 – 14:00 / 14:30 – 19:30 / 20:30 – 00:00
・日曜日10:30 – 14:00/14:30 – 19:30/20:30 – 00:00【定休日】
・夏季:月曜
・冬季:月・火・木・金曜*水曜日は学校の団体や定年退職者のために無料で利用できます。
悪天候や強風の場合は、ブランカタワーは閉鎖されたままになります。【料金】
・大人(6歳から): 6€
・子供(3歳から5歳): 5€
・幼児(2歳以下):無料
以上、『ミラノ・トッレブランカ(ブランカ塔)』をピックアップしました!
夜のミラノは怪しいエリアもあるので、なるべく明るい通りを歩いた方がいいかもしれません。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!