今日は渋谷で開催されている、双子ユニットHAMADARAKA(ハマダラカ)の『EDENDORDORADO ―楽園の物音―』を鑑賞!
なかなかユニークな個展だったので紹介します。
※JR渋谷駅からは徒歩5分くらい。
イタリアのアパレルブランド『DIESEL』の地下1階で11月15日(木)まで開催中!
(DIESELショップに内包されたギャラリーのようです。)
この記事の目次
『EDENDORDORADO ―楽園の物音―』の情報。
今回のテーマは、周波数「434Hz」の旋律により目覚めた生き物たちが織りなす「楽園」。
周波数「434Hz」は、私達人間の心臓に調和するとされている「432Hz」と、基本音とされているが人々を興奮させ、攻撃性を起こさせる音階とも言われている「440Hz」の間に存在します。
1mmの光をあてることで、眠っている感覚を呼び起こすかのように浮かび上がる旋律的な楽園。
すべての音、色、光は息する生き物であるように思います。その生き物たちが発する物音=いま私達に聴こえている“楽園の物音” が、たくさんの人の眠っている小さな何かを呼び起こすきっかけを創ることができたら嬉しいです。(HAMADARAKA 有園絵瑠,絵夢)
会期中の10月27日(土)18:00〜19:00に、アーティストの伊藤桂司と河村康輔をゲストに迎えたトークイベントを開催。
謎めいた”HAMADARAKA”の声を聴けるチャンスです。
入場料は無料。
双子ユニット”HAMADARAKA”とは?
”ハマダラカ”って蚊の一種なんですね。
ヒトにマラリアを媒介できる蚊らしいんだけれど、どういうアーティスト名の由来か気になります。
有園絵瑠と有園絵夢による双子の絵描きユニット。
東京を拠点に、マガジン、アパレルブランド、映像、CDジャケットのアートワーク・デザイン、壁画等を数多く手がける一方で、ドローイング、ペインティング、人形、オブジェなど様々な作品を精力的に制作。近年では、ニューヨーク(アメリカ)、ロッテルダム(オランダ)、デン・ハーグ(オランダ) 、台北(台湾)、ベルリン(ドイツ)、デュッセルドルフ(ドイツ) 、モンス(ベルギー)、ブリュッセル(ベルギー)、パリ(フランス)、マルセイユ(フランス)、セット(フランス)、ナント(フランス) 、ブラジリア(ブラジル)、オアハカ(メキシコ)などの展覧会や滞在制作にも参加し、国内外で積極的に作品を発表。
2016年にはブラジル/ブラジリア国立美術館にてグループ展、滞在制作を行う。
作品集『YAUYAUPARAISO』(ERECT lab. 2013年)を出版。
YOUTUBEでHAMADARAKAさんを拝見しましたが、アーテスティックで個性的(好印象)でしたよ。
『EDENDORDORADO ―楽園の物音―』の感想。
世界観が摩訶不思議。
じっくり見入ってしまうほど、世界観にハマってしまいます。
作品の数はそんなに多くないのだけれど、絵の全体像や細部が気になって何度も周回してました(笑)。
会場はBGMが流れていたんだけど、今回のテーマの周波数「434Hz」の音楽だったのかなぁ。
完成度が高い!
こんなこと言うと失礼だけど、予想よりも完成度が高かったです。
作品一つ一つに気合が入っているし、しっかり描き込まれています。
描いてるご本人たちも、楽しみながら描いてるんじゃないかな。
そんな様子が伝わってきました。
マテリアルな技術力・表現力。
マチエール(材質がもたらす効果)が光ってます。
ホームページで絵を見ると日本画的な「平面作品」と思ってましたが、触覚的な強弱・凹凸があって鑑賞が楽しめます。
この技術力はどこで学んだのか気になりました。
個人的な要望。
小さな絵も見ていて面白いけど、大きな絵がもっと見たかったです。
会場に入って正面にある一番大きな絵は、迫力があって見応えがありました。
大岩オスカール幸男の作品くらい大きい作品が見てみたいのが僕の個人的な要望です。
以上、今日は『EDENDORDORADO ―楽園の物音―』をピックアップしてみました!
『DIESEL』の力強いイメージと、HAMADARAKAの個展がマッチしていて、良い雰囲気でしたよ♪
書籍も会場で販売してましたよ。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
私の絵の販売はこちら(^^)/