渋谷で開催中のTHOMAS DOYLE(トーマス・ドイル)の『HOLD YOUR FIRE』をピックアップ!
ディーゼル アート ギャラリーはJR渋谷駅から徒歩5分ほど。
アパレルブランド『DIESEL』の地下1階で2019年2月13日(水)まで開催中!
※DIESELショップに内包されたギャラリーです。
この記事の目次
日本初個展!「HOLD YOUR FIRE」の情報。
「日常生活を覆す」ミニチュアアート作品を「孤独」「別離」「危機」をテーマに表現。
本展のタイトル“ HOLD YOUR FIRE”は、作品に含まれる心理的側面(誰もが抱える記憶や思い)と、不穏な時代の「疑いようのない不安感」に基づいています。絶えず起きる戦争、自然災害、難民危機、環境汚染、抗議デモが続き、常に大惨事と隣り合わせで暮らしているように感じられる現代。
ドイルは、尽きない惨事が呼び起こす「心許なさ」を細やかで親密な彫刻で表現し、同時に「家」「家庭」「安定」への普遍的な願いを描いています。
作品から伝わるその「矛盾」こそが、多くのギャラリー来場者を惹きつけるでしょう。引用元:DIESEL ART GALLERY
開館時間は11:30 ~ 21:00なので、会社帰りに立ち寄ってみるのもアリですね。
入場料は無料となっております。
”THOMAS DOYLE(トーマス・ドイル)”とは?
ギャラリーの方の情報によると、トーマスドイルさんは現在京都に滞在しているそうです。
京都の紅葉に感動しているだろうなぁ。
アメリカ・ミシガン州出身。1976年生まれ。現在はNY在住。
画家、版画家としての経験と、幼少期から魅了され続けている縮尺模型を織り交ぜて創られるドイルの作品。1/100〜1/43スケールで制作された彫刻の数々は、自然による静かな惨事にさらされた人物が多く描かれる。
ドイルの作品はこれまで、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの美術館やギャラリーで展示されており、「ニューヨークタイムズマガジン」「ニューヨーカー」「ニューズウィーク」などの誌面にも登場している。
2009年にはウェスト・コレクション「購入賞」を受賞、マクダウェル・コロニーのフェローシップも獲得。
引用元:DIESEL ART GALLERY
会場ではトーマスさんの制作風景がビデオで見る事が出来ます。
興味深い内容になっているので、楽しめると思いますよ♪
個展「HOLD YOUR FIRE」の感想。
印象に残ったトーマスさんの作品をピックアップします。
まるで映画のワンシーンを見ているようだ。
ギャラリーの方に「映画のような作品ですね」と話すと、トーマスさん曰く「映画は1秒間24コマで撮影しているけど、僕の作品は1コマごとフリーズドライしたようなイメージ」と語っていたそうです。
張り詰めた空気感・心情までフリーズドライしたような作品に、まさに”HOLD”してしまいました。
どこかスノードームの世界観にも似ています。
作品の写真展示もインパクトがある。
下の2枚の画像は写真で展示されています。
ギャラリーの方の情報だと、個展を見に来られない方でもSNSで作品を鑑賞できるように展示しているそうです。
気配りが嬉しいですね。
ひとつひとつの写真の構図が絵になっていて、すごく楽しめます。
プラカードを持つ人々の作品。
プラカードに書かれている言葉は「特に意味のない言葉の羅列」だそうです。
実際意味はないんだけれど、メッセージ性が伝わってくるのが面白い(笑)。
ちなみにトーマスさんの奥さんは文章を仕事にしている方らしいですよ。
以上、今日はトーマス・ドイルの日本初個展『HOLD YOUR FIRE』をピックアップしました!
ギャラリーの女性の方とも話す機会があり、トーマスさんと記者のやり取りや、作品の背景などを教えてくれました。
アーティストや作品への理解が深まるので、ぜひ機会があれば話を聞いてみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!