『北アルプステント泊縦走登山(2日目)太郎平~黒部五郎岳~三俣山荘』をピックアップ!
2023年7月、折立からバス(毎日あるぺん号)で北アルプスに訪れました。
縦走1日目は折立から薬師岳へ。
2日目は太郎平キャンプ場から百名山・黒部五郎岳、三俣山荘を目指しました。
本記事では、西銀座ダイヤモンドコースの様子(2日目)をYoutubeも交えて詳しく紹介。
まずは『太郎平~三俣山荘のコースタイム』から見ていこう(^^)/
※登山道や山小屋の状況は季節やその年によって変わります。出かける前には必ず最新の情報をご確認ください。
この記事の目次
2023年7月 黒部五郎岳縦走の時間と難易度。
太郎山・北ノ俣岳(上ノ岳)・赤木岳・黒部五郎岳(中ノ俣岳) / ミッチー🏃♂️🏔さんの北ノ俣岳(上ノ岳)・赤木岳・太郎山(富山県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が山行した黒部五郎岳縦走のタイムは「9時間(休憩時間1時間20分)16.2km」。
※個人の体力差もあるので、タイムはあくまでも参考までに(^^;)。私のペースはやや速めです。
ザックリした登山タイム詳細は「太郎平小屋AM6:45~北ノ俣岳(上ノ岳)AM8:07 ~黒部五郎岳AM10:40~黒部五郎小屋 PM12:20~三俣山荘 PM15:00」です。
登山難易度はアプローチが長いので中級者かなと思います。
鎖場や難易度の高い個所は特に無かったが、夏は熱中症、春先は低体温症に注意です。
縦走の予定スケジュールは以下の通り。
●前日
毎日あるぺん号で竹橋〜折立●1日目
折立〜太郎平〜薬師岳〜太郎平テント泊●2日目
太郎平〜黒部五郎岳〜三俣山荘小屋泊
●3日目
三俣山荘〜鷲羽岳〜水晶岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜樅沢岳〜双六小屋テント泊●4日目双六小屋〜新穂高温泉
バスで平湯温泉で直通新宿行き(予約)乗り換え
登山地図があれば便利です。
登山の服装(装備)は?熊はいる?
折立~黒部五郎岳周辺は毎年熊出没情報があるので熊対策が必要です(特に折立周辺)。
私の服装は山小屋・避難小屋泊3泊なので85ℓリュックを使用。
黒部五郎岳は北アルプス遭対協が指定するヘルメット着用推奨山域ではないですが、不安な方はヘルメットを持参したほうが安心です。
7月の登山装備は以下の通り。
・SALEWA登山靴
・ナイキ長袖+半袖
・ゴアテックスレインウェア上下
・グレゴリーバルトロ85Lリュック
・ブラックダイヤモンドZポール
・帽子
・モンベル軽い傘
・熊鈴&熊スプレー
装備の詳細は全てブログで紹介してます。
雨と強風のテント泊縦走。太郎平から黒部五郎岳へ。
小ぶりの雨と風で登山開始を逡巡。
黒部五郎小屋でテント泊するか、太郎平でもう1泊するか悩みました。
※繁忙期の黒部五郎小屋テント場は予約必須。

薬師峠キャンプ場から太郎平小屋まで歩く
太郎平小屋の方に聞くと雲ノ平方面が約30名、黒部五郎方面7名、三俣山荘は1名(私)とのこと。
天候の回復を期待して黒部五郎岳方面に出発した。

太郎平小屋のトイレ
太郎平から北ノ俣岳(上ノ岳)へ。
傘を差しながら木道をトコトコ歩く。
意外とキツイ山腹を忍耐強く登りました。

晴れ間が見えて薬師岳!
北ノ俣岳の麓はお花畑が広がっていた。

ハクサンイチゲのお花畑

サンカヨウみたいに透明になってた
なんとか北ノ俣岳に到着!風がとても強い。

立ってられないほど風が強い北ノ俣岳
爆風!中俣乗越~黒部五郎岳山腹。
北ノ俣岳から風が強かったが、数人のハイカーも黒部五郎方面に向かっていたのでやや安心。

大きな岩場の道を進む
今回の縦走で一番つらかったのが中俣乗越~黒部五郎岳の肩までの山腹。
キツイ坂道、強い風で体力消耗しました(^^;

爆風のガスの中登った。気合い!
黒部五郎の肩で風は少し弱まる。

黒部五郎の肩。ここでリュックをデポ

肩から歩いて10分で黒部五郎の山頂だ。
眺望なかったけど黒部五郎岳に到着!

真っ白な黒部五郎岳
黒部五郎岳から三俣山荘へ。
黒部五郎岳からカールのお花畑を見ながら下山。
ここで腹痛があり、携帯トイレが役立った。誰も来なくてよかった…。
今年の縦走は腹を下すことが多いな(^^;
黒部五郎カール~黒部五郎小屋。
晴れたら最高の景色なんだろうなぁと思いつつ黒部五郎小屋に着く。
2021年以来の黒部五郎小屋だ。

ガスに包まれた黒部五郎小屋
実際にテント場に泊まった様子はこちら👇

がスっててテント場が見えなかった
黒部五郎小屋から三俣までの登りもきつめ。
2年前の登山道から撮った写真は最高にきれいだ👇

黒部五郎岳が美しい!

晴れれば笠ヶ岳まで一望できたんだよな~

右から鷲羽岳・水晶岳・祖父岳。裏銀座の主峰たち
三俣の巻き道~沢と雷鳥。
滝のようになった三俣の巻き道。
水没しないよう注意深く進みました。

巻き道の急登。もう少しで三俣山荘だ!
あとで三俣山荘で確認すると、巻き道の登山道は△マークがついてておすすめではなかった(^^;

シャーベット状の雪渓を渡る。
雪渓を越えてホッとしてると雷鳥の親子とばったり遭遇!

雷鳥の親鳥の上にヒナも見える
ヒナが4,5羽いて驚いて親鳥から散ってしまった。
北アルプスの登山道で鉢合わせたライチョウの親子!
数羽のヒナが驚いて親鳥から離れてしまった。 pic.twitter.com/frPOcRCwZm
— Mitchy (@rangrandmarfy) July 19, 2023
三俣山荘で山小屋泊。
テント泊か山小屋泊か迷ったが、山小屋泊だと乾燥室が使えるので素泊まりで泊めていただいた(9000円)。
縦走はあと2日あるので湿った装備品を乾かしたいのです。
Youtube動画では太郎平から黒部五郎岳縦走の様子がわかるので必見です。
翌日は鷲羽岳~水晶岳~双六岳を目指します!
以上、『北アルプステント泊縦走登山・2日目』をピックアップしました!
北アルプスの日本百名山はガスガスでしたが満足感はありました!
あなたもぜひ黒部五郎岳を訪れてみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
他にも北アルプスの百名山も登っているので、読んでみてくださいね♪