『甲武信岳~国師ヶ岳~百名山・金峰山の登山コース』をピックアップ!
奥秩父連峰を代表し、山梨県と長野県の境にある金峰山(きんぷさん・きんぽうざん)。
日本百名山にも選定され、標高2599mあります。
本記事では2021年6月中旬に甲武信小屋から金峰山山頂まで縦走登山した様子を紹介。
Youtube動画もUPしているので参考になるかと思います。
まずは『甲武信ヶ岳~国師ヶ岳~金峰山ルートの詳細』から見ていこう(^^)/
※甲武信ヶ岳登山の様子はこちら👇
この記事の目次
2021年 日本百名山 金峰山の登山時間は?
甲武信小屋から金峰山へ!帰りは大弛峠からジャンボタクシーで塩山駅。 / ミッチー🏃♂️🏔さんの前国師岳・甲武信ヶ岳・鉄山(山梨県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ
私が山行した金峰山縦走コースは「約18.2㎞・8時間24分」かかりました。
※個人の体力差もあるので、タイムはあくまでも参考までに(私はかなりの健脚ハイカーです(^^;)。
ザックリした登山タイム詳細は
「甲武信小屋出発AM5:50~ 国師ヶ岳 AM10:00 ~ 大弛峠 AM10:30 ~ 金峰山山頂PM12:10 ~ 大弛峠 PM14:15」です。
秩父山域に地図があれば便利です👇
金峰山はきつい?登山難易度は?
私が巡った金峰山縦走コースの登山難易度はアップダウンがいくつかあるので中級者レベルくらいだと思います。
大弛峠(標高2360m)~金峰山(標高2599m)は初心者の方でも登れる標高差と感じました。
金峰山エリアは遭難事故も発生しているので、事前にGPS地図等スマホにダウンロードすることをオススメします。
6月の金峰山登山の服装(装備)は?
登山の服装はユニクロ長袖、ユニクロ半袖シャツ・ミレー網シャツ。
下はマムートハーフパンツ&タイツ。
暑くもなく寒くもない2000メートル縦走でした。
途中、雨に降られ、ミレーゴアテックス上着を脱ぎ着。
熊が出没するという情報もあるので熊鈴が必須です。
深田久弥の百名山・金峰山コメント。
山をこよなく愛した深田久弥(ふかだきゅうや)氏の著書『日本百名山』より抜粋。
一般に奥秩父の山々はこれという特徴がなく、(略)一々の山を指摘するのがむずかしい。そんなとき私はまず第一に金峰山に眼をつける。この山も漠然と見ただけでは、特に他と区別をするような山相は持っていないけれど、ただその頂上の五丈石(御像石)が目じるしになる。
2021年6月 まずは甲武信小屋から国師ヶ岳へ。
朝4時に起床。ご来光を甲武信小屋で拝む。
朝ごはんを食べて、まずは国師ヶ岳を目指しました。
甲武信岳山頂からは今日の縦走ルートが一望。
当初「甲武信岳~金峰山~瑞牆山」を予定していたが、重装備で高速ペースが期待出来ないので、急遽スケジュール変更。
帰りの公共交通機関が調査不足。
山小屋の方に聞くと大弛峠(おおだるみとうげ)から乗り合いバスが有るとのこと。 調べると予約制らしく、前日に電話。 14:50大弛峠発~塩山駅行きを予約した。
国師ヶ岳までのアップダウン。
天気は午後から雨予報。
リュックが重いけれど、速いペースを意識しました。
登山道は倒木があったり、人気のない道を歩くが、比較的分かりやすい道筋だった。
ガサッと前方で物音がすると、鹿の白いお尻が見えた。
写真は撮れなかったが、奥秩父は動物の楽園なのかもしれない。
前半は想定よりも早いペースで歩くことができ、何とかスケジュール通り登れる手ごたえを得る。
甲武信岳と国師ヶ岳の中間地点にある東梓に到着。
東梓からやや下り、標高差約440mの国師ヶ岳に登っていきます。
国師ヶ岳の急登を登りきる。
ジワジワと山腹を登っていく。
足元を見ながら、確実に進んでいきます。
坂を登りきると国師ヶ岳が見える。あと少し。
辛抱強く登っていくと国師ヶ岳に到着!
国師ヶ岳からは北奥千丈岳(標高2600m)が見えた。
国師ヶ岳~百名山・金峰山の登山コースの様子。
国師ヶ岳を下り、前国師ヶ岳を通過。
大弛小屋をちらりと見やり、金峰山を目指す。
やや長い縦走ルートに集中力も切れかけている。
朝日岳~鉄山~金峰山を行く。
朝日峠には大きな積み石がある。
この積み石から30分かけて朝日岳に登る
本来ならアルプスの山並みが見えるようだが、眺望は無かった(^^;
鉄山からテクテク歩いていくと雲海が見え始める。
小さな花もいくつか咲いてる。
前方を見やると金峰山が確認できた!
金峰山と巨大な五丈岩の謎。
大きな岩山に食らいついて登っていると百名山・金峰山に辿り着いた!
ここが海だったら穴釣りできそうなくらい岩がゴロゴロ沢山。
金峰山からは遠近法を無視した巨大な「五丈岩」がデンと鎮座していた。
五丈岩に登ろうとしている人もいたが、途中で諦めていた。
私は遠くで眺めているだけで満足。
五丈岩には「人の手によって持ち運ばれた」などいくつか謎がありミステリアスだ。
過去には五丈岩から落ちて死亡事故も発生しているので、安全対策をしっかりとしてクライムしたいものです。
時間的には金峰山から瑞牆山荘のバス停まで行けそうだったが、大弛峠のバス(14:50発)を予約しているので来た道を戻りました。
百名山・瑞牆山は次のお楽しみだ。
大弛峠からタクシーバスで塩山駅へ。予約は必要?
大弛峠にはハイエースが停車しており係の方が数人いた。
名前を告げて予約確認。
人数がそろうと発車するシステムみたいなので、大弛小屋の物陰でサッと着替えて乗車した。
係りの人に予約しなくても乗れるか確認したところ、空いていれば乗れるみたい。
満車時はキャンセル待ちとなるようです。
料金は2000円。塩山駅まで約1時間乗りました。
金峰山~瑞牆山エリアは公共交通機関のアクセスがやや不便です(^^;
塩山駅で夕食&おすすめ日帰り温泉は?
塩山駅の前にあるお食事処「菊よし」で夕飯タイム。
店内には手を洗う場所がないので、塩山駅下のトイレの利用がおすすめ。
夕飯は馬刺し定食にしました(^_^)
日帰り入浴は「塩山温泉 宏池荘」へ。
塩山駅から徒歩12分「塩山温泉 宏池荘」を訪れた。
フロントから入店するかと思いきや、旅館横の駐車場付近に入口がある。
入り口を覗くとおばあちゃんがソファーに座っており、入浴料500円を支払う。
「昨日は混んでたけど、今日は空いてるよ。」とおばあちゃんが教えてくれた。いい人だ。
テント泊をしていたので一日ぶりの入浴。
身体をシャワーで洗っているとヌルッとして一瞬焦ったが、この温泉の泉質だった。
床が滑って危ない。
浴槽は2つ(冷たい・温かい)あり、交互浴で疲れを取りました(^_^)
旅館のスタッフの方も感じが良かったので、登山後のおすすめ温泉施設です。
Youtubeでは頑張った登山の様子~日帰り入浴までピックアップしてます(^^;
ポロリもあるかも…。
以上、『百名山・金峰山のアクセスと登山コース』をピックアップしました!
山小屋の様子、甲武信ヶ岳登山の様子はこちらです。
瑞牆山の近くにある富士見平小屋の様子はこちら👇
百名山・伊吹山に行った様子も参考までに。
他には関東の山を多く登っているので、読んでみてくださいね♪
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
「登山楽しくない。つまらない」と感じる人は以下の記事を読もう👇